50歳の時から、うつ病で精神科にかかっています。これまでに、診療してくれたのは男性精神科医7人、女性精神科医2人でした。女性2人は気配りがあって、優しく落ち着いて受診することができました。男性の場合は、うち2人は頭ごなしに怒るなど、とても心を扱う医師だとは思えませんでした。途中で転院しました。あと、短時間の診療で、緻密な思考の見られた医師2人、そうだとしても、患者のペースに巻き込まれてしまう医師1人がありました。
脳内伝達物質が不足してうつ病が起こると言われるものの、それを検査するわけでもなく、ひとえに患者の訴えを元に薬を出し、変えたり、増やしたり、減らしたりする感が頼りのようです。そうだとすると、症例への読みが深く、それを短期間に十分積み重ねた医師が優れていると言えそうです。 こんなに定見のない、診療科は他になく、他に比べて随分立ち遅れていることを悲しく思います。情熱と愛を持って精神科医になった人が多いとは思いますが、一方行き場のなかった医師の吹き溜まりのよう。