ども！家族連鎖クリア＆ライフコーチあまみ悠です。
決めたことを
なかなかできない。
思うように
物事を続けられない。
そういったことで
悩む人は案外多い。
一方で、
決めたことを決めたようにやり
最短距離で着々とこなす、
とやってきた人でも
中年期を過ぎて体を壊したり、
家族のことで誰にも言えない
悩みを抱えて立ち止まってしまう、
そんなことは少なくはない。
最短距離といえば、
私は足を痛めてから
散歩に行けず
悲しい思いをしている。
散歩が好きな理由は、
季節の花の色や香りを感じ
空の色を眺め、
緑に憩うというように
自分以外のものに
目を向けて1つずつ
味わっていくとき
とても平和な気持ちになるからだ。
意識的にやっているので
ざっくりとした
ウォーキングメディティーション
かもしれない。
人は日々、無意識でいると
自分の中の考えや思い、
記憶にとらわれてしまいがちだ。
それを一旦、外に出して
意識を内側から
外側に向けていくと
今ここに生きていることが
自然と感じられるようになっている。
そして、なおかつ、
散歩していると
思わぬ発見が多いものだ。
こんなところにお店があったのか！
こんなところに
面白い雑貨屋さんがあったのか！
気づきと出会いがついてくる。
そんな散歩だが、
同じように歩くこととしては、
ウォーキングがある。
ウォーキングは
目的を持ってやるものだ。
足腰の強化やダイエット、
血流を良くするなど
求めるものはさまざま。
目的があるから
ウォーキングには
最適なルートがある。
1日何歩、1回何十分と
いうように
目的に向けて歩く。
だから、
ウォーキングの最中に
道を外す事はほとんどない。
空の色が微妙に違うことに
道に咲いている小さな花に、
気づくことはほとんどない。
それはそれでいいし
ウォーキングはタイパの良い
健康法だと思う。
健康法は良いとして、
私は人生の前半かなりの時期、
ウォーキングのように生きてきた。
目的を持って歩く。
締め切りを持って進む。
自分をコントロールして
次は何をしようか
次は何を学ぶべきかと
自分に課していく。
それが正しいと思っていたし、
そうできないときの自分は
弱いなあと感じていた。
ビジネスの世界では
私よりウォーキングが
上手な人は山ほどいた。
そこには当然、
比較と競争があった。
そんな中でも
ときには自分らしくありたいと
散歩的な生き方を
してみたことはあるが
気づいたら、また、雑踏の中で
人の波にのるように
タイパ重視で歩いている自分だった。
どちらがいいか悪いのか。
それはその人のタイミングに
よって、年齢によって違うだろう。
ただ、最近は
ウォーキング的な生き方では
目的以外の部分で
出会いや気づきがあったとしても
見えてこないのだと理解した。
人生の計らいのような
人とのつながりのような
『ご縁』というものは
無駄なものに見えてしまうから。
つまり、あの出会いが
次の流れにつながっていく
そんな偶然の贈り物があったとしても
気づかなくなってしまう。
それは、とても、
もったいないことだと思う。
目的を持つことは
合理的ではあるけれど、
無数の「ご縁」を
見逃してしまうことでもある。
30代40代の頃は
そのように考える余裕は
なかったが
50代になり、
目的を持って前に前にと
生きていたその時期を
振り返ったとき、
どれだけの『ご縁』を
見逃してしまったかと気づく。
チャンスの女神には
前髪しかないというが、
ご縁の神はスキマに
現れるのではないか。
人生の午後にかけて
多くの人が
自らの生き方を振り返る。
そのときに、
これをこうして、
ああなるという因果の
目的思考から
今ここで丁寧に
ご縁とともに生きていく
「因果一如」的な生き方へ
変化していくことは、
とても意味があることだと思う。
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