ども！家族連鎖クリア＆ライフコーチあまみ悠です。
家族連鎖クリア
コーチングをしていると
クライアントが
自分の中に起こる家族に対する
怒りやモヤモヤが
問題の突破口になることが
かなりの確率で起きる。
というのは、
そこにはまだ丁寧に
触れられていない
自らの”気持ち"があるからだ。
その”気持ち”を触らないように
二度と感じないようにと
人は子どもの頃から対処行動を学ぶ。
対処行動とは、たとえば
自分はなんて
価値のない人間なのだ….と
どこかで感じてきた人が
価値を作るために
人一倍働いたり
有名になろうとすることや、
私は好かれなければ
生きていけないと
どこかで感じてきた人が
嫌われないために
必死で努力して疲れ果てることなど。
自分自身の本当の気持ちは
自分にすらわからないほど
うまくコーティングされる。
”気持ち”を感じないように
”気持ち”に振り回されないようにと
対処行動が輪をかけて
”気持ち”を押しやり、押し込め抑圧する。
だからその対処行動を続けたまま
新しいものを手に入れることはできない。
そこで、
家族関係を見直すことは
その人の人生のアップデートに
つながっていく。
子どもに対して
言いようのない怒りを
感じている母親が、
その怒りを理解していく中で
怒りの奥には悲しみがあり、
寂しさの奥には
幼少時から抱えてきた
寂しさがあるということに
気づいていく。
すると、
その母親は自分の夫に
生まれて初めて
「寂しい」と
言えるのかもしれない。
それは今までと
レベルの違う吐露であり
本当の気持ち、本当の本音は
感情と表情と態度が
一致しているから
相手に伝わりやすい。
そして、
その自らの
”気持ち”とつながった
素直な発露や分かち合いは
相手を敵にしていないのだから
相手は自分を守るための
盾が必要なくなる。
共感のスペースが生まれ
自分の中にもある
似たような感情が共振する。
その寂しさは、
実は１人だけのものではなく
夫婦2人が共通で
持つ寂しさかもしれず
２人がそれを理解したとき
絆となり、つながっていく。
こんなふうに
子どもとの関係を
軸に悩んでいたことが
蓋を開いてみたら
夫との関係だったと見えてきて
そこには
子ども時代から得た
「対処行動」があることや
もう、アップデートする
タイミングなのだということや
ずっと求めていた救い手に
自分自身がなれるという
自然からの、命からの、
サインといえるような流れ、
そのいざないとしての
不一致が見えてくる。
それは決してカンタンな
ことではないけれど
自分が自分らしく生きるために
不一致のもつれは解けた方がよい。
そして、それもこれも
最初の「怒りやモヤモヤ」を
扱っていなければ、
奥にある寂しさを触れることは
できないので、
言葉にもならないことだったろう。
言葉にならないものは
相手に理解される事はあまりない。
もっといえば、
自分自身に
理解できていないものは
相手に伝えることは
できないのだから
家族とはそういった
奥深く未だ表現されないままでいる
”気持ち”を引き出す媒体として
他者より激しく強く機能する関係だ。
そういった意味で
家族がより集まったのは
偶然ではないだろうし
そこにはたくさんの可能性があり
ともに生計を立てるからこそ
どうにかしないといけないという
モチベーションがもたらす
変容や癒し、修復がある。
そんなケースをたくさん見てきて
これでもうおしまいと
思ったところが
スタートラインだと知った。
家族は本当に
奥が深くておもしろい。
子育て、人間関係、親とのこと。
あれもこれも試したり学んだけれど、
やっぱりスッキリしない。
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