観てよかった度★★★★★

 

ども!家族連鎖クリア&ライフコーチあまみ悠です。 

 

 

プロフィールはこちら音譜

 

 

『哀れなるものたち』を観たよラブラブ


いやー、

 

すごいの観ちゃった感。

 

おもしろかったーー!!
 

 

この映画は

作家アラスター・グレイの

同名ゴシック小説を基に、


『女王陛下のお気に入り』の

ヨルゴス・ランティモス監督と

 

エマ・ストーンが

主演・プロデューサーとして

再タッグを組んだファンタジーです。

 

 

あらすじはこちら下矢印

 

天才外科医のバクスターの手によって

胎児の脳を移植されたベラは、

不幸な死からよみがえる。

 

世界を自分の目で見たいという

欲望に駆られたベラは、

放蕩者の弁護士ダンカンに誘われて

大陸横断の旅に出る。

 

偏見から放たれたベラは、

世界を吸収し、成長していく。

 

https://natalie.mu/eiga/film/193371より引用

 

 

 

公開前あらすじだけで

観る!と決めた笑

 

 

 

 

 

全編流れるBGMと効果音は

不協和音で構成されている。

 

それがアートな映像と

相まって独特の世界感を

生み出す。

 

 

賛否両論が多いこの映画、

 

生理的嫌悪を

感じる人もいるらしい。

 

 

たしかに性的描写が多い。

 

ていうかエロくはないけどすごい。

 

他にもいろいろ

えげつないストーリー展開だけど

 

その根底には

ジェンダーやランクといった

 

人間社会ならではの

枠組みを問う視点がある。

 

 

だから、

 

枠の外に出て

自由に生きる

 

 

とてつもない

擬似体験ができる。

 

 

それがこの映画の

醍醐味だったよ飛び出すハート

 

 

 

主人公ベラは

身体は大人なのに、

精神や知識が未完成。


男はそんな

アンバランスな

ベラに魅力を感じ、

 

めちゃめちゃ振り回されて

想定外のショックを受ける。

 

だから、

自分の世界を

安定させるために
我が物にしようとする。
 

一方で

 

枠(社会)の外で

育ったベラには

罪悪感や自己否定感はない。

 

だから、男の支配や

同情を引く態度には無頓着だ。

 

 

囚われない。

 

何にも囚われず

自分の感性のままに

羽ばたいていく。


 

そう、感性のままだからして

 

最初は食欲と性欲を

欲望のままに追いかける。

 


やがて

 

社会における不条理

(子供たちの死体)に直面し
 

衝撃を受けながら

純粋なMercy(慈悲)を

深めていく。

 

 

その後、自立

(自分を食べさせる)

に向かい、

学ぶことを楽しむようになる。
 

 

そんなベラは

彼女を所有しようと

するものと戦いながら

 

政治や宗教、経済に触れ、

アイデンティティを形作っていく。

 

自分という軸を持ったまま

 

外的適応を学び

自らを更新していく。

 

 

こんなふうに短期間で

人の成長をたどり

 

この世界をよりよくしたい。

 

と願うようになり
 

育ての親と同じ医者に

なることを心に決める。

 

 

そして自分の母親の

背景を知るために

 

父であり夫である

男性の元へ行き、

 

彼女がラストで選んだ選択は・・・

 

 

 

 

残酷だ。

 

 

 

まあ、

なんだかんだ言っても

過激なファンタジー。

 

その無垢と無謀ゆえに

傷でいっぱいになる

ベラのような人生を

 

願う女性はさすがに

少ないかもしれない。

 

 

その一方で

 

女性だから・・・

社会は・・・

普通は・・・

 

という『べき論』や

 

"あなたが自由に生きると

 誰かを傷つける"

という親の呪いや

 

ジェンダーの囚われに、

 

知らず知らずに傷ついて

その傷を

内在化してしまっている

 

そんな人は少なくないだろう。

 

 

だから、

 

社会的優位の人たちが

無自覚で使う

暴力の外に出るって

どういうことか、

 

知ることで

自己否定を脱ぎ捨てることが

できるかもしれないし

 

自信を持つために

人は関係ないと思えるかも

しれない。

 

いろんなことを

感じさせてくれる

稀代の映画だなと思ったよ。

 

 

そして、ベラを演じた

エマ・ストーン、

 

すごいな

すごいな

すごいな!!

 

赤ちゃんから

知性あふれる大人の女性への

進化を体1つで演じきりました。

 

 

インタビューでは

こう答えているのよ。

 

 

「目覚めたとき、

 彼女はまるで子どものようで、

 何も知らない無垢な状態です。

 

 彼女は条件づけられておらず、

 社会が彼女に

 何を期待するかも知りませんし、

 恥も偏見も知りません。

 

 彼女は間違いを犯す権利を主張し、

 

 何よりも優先する

 自由への激しい欲望を

 もって自分の人生を築いていきます

 

 彼女は単に耐え忍ぶ

 キャラクターではありません。

 

 皮肉や悲惨な状況に直面しても、

 彼女は目をそらしません。

 

 彼女にとって、

 世界を変える唯一の方法は、

 それに向き合い、

 そのあらゆる側面を

 経験することです。」

 

 

この言葉を

噛み砕くように
何度か読み直した。

 

 

親との間で

社会の中で

条件づけられる私たち。

 

 

それは

社会適応に必要なこと

であると同時に

 

自分のパワーを抑圧する

枷にもなっている・・・

 

 

 

さて、長くなりました。

 

ゆりやんレトリーバーの

淀川風解説もどうぞ乙女のトキメキ
 

 

 

 

 

 

 

 

 

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