小さな声にほど、耳を傾ける。

 

ども!家族連鎖クリア&ライフコーチあまみ悠です。 

 

 

プロフィールはこちら音譜

 

 

2022年夏公開の
「ぜんぶ、ぼくのせい」
U-nextで観たよ気づき

 



 

タイトルに惹かれたんだよねアセアセ

 

 

監督・脚本は

秋葉原無差別殺傷事件を

モチーフにした『Noise ノイズ』

で話題を呼んだ松本優作、

 

養護施設で育ち、

どこにも自分の居場所を

感じられない、

主人公優太を演じるのは、

 

オーディションで抜擢された

15歳の新人 白鳥晴都、

 

施設から抜け出した晴都が

途方に暮れたときであった

ホームレスの男性にオダギリジョー。

 

他、家に居場所を感じられない

女子高生 詩織に川島鈴遥。

 

 

あらすじはこちら↓

 

児童養護施設で⺟の迎えを
待ちながら暮らす優太(⽩⿃晴都)。

ある⽇、偶然⺟の居場所を知った優太は、
会いたい⼀⼼で施設を抜け出した。

しかし、そこにいたのは
同居する男に依存し
⾃堕落な⽣活を送っている⺟だった。

絶望した優太は、
当てもなく海辺を歩いていると、
軽トラで暮らすホームレスの男
坂本(オダギリジョー)に出会う。

何も聞かず⾃分を受け⼊れてくれる坂本。

⼆⼈はわずかな⾦銭を稼ぎながら

寝⾷をともにする。 

 

裕福な家庭に育つも、

家にも学校にも居場所がない少⼥

詩織(川島鈴遥)とも顔⾒知りになる。

 

優太は、⾃分と同じ寂しさを

抱えながらも⼼優しい詩織に惹かれていく。 

 

しかしそんな穏やかな⽇々も

ある事件によって終わりを告げる

 

 

 

どこにも

居場所を見つけられない、

心の傷を抱えた3人の男女。

 

 

その交流のなかで

主人公の少年は初めて

目を開けたかのように

他者との絆を感じる。

 

 

けれど・・・

 

 

この映画を見て

ううっとつらくなって

しまう人いるだろうな。

 

 

たとえば、

 

「フツー」「他の子のように」

ということば。

この映画の主人公優太に

フツーの家庭はない。

 

 

「フツー」「他の子のように」

 

を生きられない

少数の子どもたちは

 

周囲から理解されず

当たり前のように

傷ついていく。

 

 

それは優太だけの話ではない。

 

 

ADHDやASDなどの神経発達症、

LGBT、母子父子家庭、

 

いじめ、引きこもり

 

感受性が豊かで繊細な子など

 

その他大勢と違うことで

非難され否定されることが

あるかもしれない。

 

 

 

特に最後のシーンでの

優太の眼差しは圧巻だ。

 

 

ぼんやりしていた

目つきが一転して暗くなり

カッと見開かれる。

 

その目には映るのは

理不尽な社会。

 

世界に対する信頼は

もう片鱗もない・・・

 

 

 

 

 

極論だけど

犯罪者の一部はこうやって

生まれるのかもしれない。

 

極論だけどね。

 

 

 

見終わって思ったのは、

 

とにもかくにも

大人は子どもを

守らないといけないということ。

 


なぜならば

完璧などないこの世界で

 

うっかりしていれば

弱い立場から

切り捨てられていくのだから。

 


子どもには

『守り』が必要。

 

 

守るためには

 

声にならない声を

どこまで拾えるのか

 

声にならない声を

どこまで聞こうとできるのか

 

そういう心持ちが

求められる。

 

 

それが難しいなら

親でなくてもいい。

 

少なくとも
子どもの周りに

そんな人が1人はいてほしい。

 

 

そうでなければ

子どもの柔らかい心は

ひび割れて

 

その隙間から荒廃して

しまうこともある。

 

そのことを

 

子育てをするならば

 

子どもに関わるならば

 

知っておかないといけない。

 

 

 

 

一方で

そういったことを

実感できない人もいる。

 

「そんな甘えたこと言ってたら

 しっかりした大人になれない」

 

「もっと大変な子だって

 がんばってるのに」

 

 

そんなふうに

言いたくなってしまうとしたら

 

その人もまた

守られた経験が

少ないのかもしれない。

 

 

よくよく見れば

耳を傾ければ

 

一見不適応な人生も

人から迷惑と言われる言動も

 

背景を見たら

そうなるしかなかった

 

そんなケースは

想像以上に多いだろう。

 

 

犯罪や非行を

擁護するわけではないが

 

どうしたら

 

小さな声に

耳を傾けられるのか?


と、つきつけられる。

 

 

人は自分が

経験していないことは

わかりようがないから

 

わかったつもりにはなれても

わかりはしないのだけど。

 

 

それでも想像してみること。

 

それでも、

寄り添いたいと願うこと。

 

 

そのためには

 

自分はわかっていないことを

わかることから始めるしかない。

 

 

 

そして誰もがそうなのだけど

 

ランク(立場)を

知っていることも重要。

 

 

ランク(立場)て

何かと思うかもしれないが

 

それはたとえば、

 

最後のシーンで警察官が

「お前がやったんだろう?」

と優太につめ詰めるシーンがある。

 

 

もしも警察官が

自分の立場が持つ

パワーを知っていたら

 

自分の大人としての

(声や姿の)大きさが

 

目の前の子どもに

どのような影響を与えるかを

知っているなら
 

あのような問いかけは

できないはずだ。

 

 

そして、もしも

 

そのパワーを自覚して

やっているならば

権力の濫用なんだ。

 

 

こんなふうに

知らないことが

暴力につながっていく。

 

 

無自覚だったとしても

 

そんなつもりは

なかったとしても。

 

 

 

 

 

「夢で逢えたら」


主題歌の大滝詠一の歌声が

ぐるぐる頭の中を流れていく。

 

 

フィクションとわかっていても

 

今まさしく主人公と同じような

思いを持つ何千人の子どもと、

 

言うに言えない

もやもやを引きずる

何万人もの

かっての子どもたちを思い、

 

切ない気持ちでいっぱいになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベル子育て、人間関係、親とのこと。 

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