「どうしてみんなわかってくれないの？」
「私は一生懸命やっているのに！」
と腹が立つことはありませんか？
家族連鎖クリア＆ライフコーチあまみ悠です。
今日も「人格適応論」のお話です。
前回はこちら▼
では、いってみよう
人は生まれると周囲との関係で
様々なものを身につけて
適応していきますが、
その適応の仕方には
６つのタイプがあるといわれています。
・行動力があり
カリスマ性が高い「行動型」
・本物志向で
こだわりを持つ「信念型」
・計画を立てて効率を求める
完全主義の「思考型」
・感情表現が豊かで、
柔らかい雰囲気の「感情型」
・ひとりの世界に引きこもり、
想像力が豊かな「想像型」
・楽しいことが大好き！
パワフルな「反応型」
型はどれか１つのみと
いうことではなく
特にエネルギーが高いものが
メインでというふうに考えていきます。
それぞれのタイプには
特性があり、
長所と短所がありますので、
ひとつづつ解説していきます。
今日は行動型さんです＾＾
行動型とは、
刺激と興奮やドラマを好み、
新規性が高いことにワクワクし、
窮地に陥ったときに
がぜん力を発揮するタイプです。
人目を引く言動やカリスマ的な
雰囲気を持ち、人を惹きつけます。
考えるより先に行動し、
順応性があり交渉上手なので
欲しいものを手に入れていきます。
新しい波を作ったり、
人を動かすのがうまいので
おのずとリーダーになりやすい人といえます。
・スピーディに行動し結果が早くわかる仕事
・競争心やチャレンジ精神を満たせる仕事
・自分しかできない！と思える特別感のある仕事
面白そうと思ったら
行動が早い行動型ですが、
同じことの積み重ねは不得意です。
つまらなくなったり
メリットを感じられないと
すぐに興味を失ってしまうのです。
また、なんでもできると
思われがちな行動型ですが、
悲しいとか怖いという気持ちを
感じるのは苦手です。
なので
「自分が優位にたつこと」で
そういった感情を
刺激されないようにしたり、
自らの弱さや不足感を
感じる場面になると
相手のせいにして切り捨てるような
言動をすることがあります。
一生懸命矢面に立って
がんばっている行動型は、
実は思うように
人がついてこないという悩みを
密かに抱えているのです。
行動型は子ども時代に
自分がしてほしいことではなく、
親のしたいことを与えられて
育ってきたといわれています。
それは小さな子どもにとって
自分を見ていないし
理解もしていない、
つまり愛されていない
と感じてしまうことだったかも
しれません。
なのでその痛みを二度と
感じることがないように
行動型は
弱みを見せず（感じず）、
大丈夫な顔をして、
欲しいものがあるときは
自分が傷つかない形で
コントロールして得ようとする、
そんな心の働きを
持つようになっていきます。
そして大人になり、
大丈夫という仮面を被るのに
すっかり慣れてきても、
どこか寂しかったり
人を信じることが難しかったり
信じてもらえているような
気がしなかったりで、
不安になるけれど、
そんな気持ちは「弱い」ので、
押し殺して、
相手をコントロールしたり
行動で解決していくというふうに
活動的にパワフルに生きていきます。
しかし、
行動型が本当に
心から求めているのは
まさしく、
時に弱く、ありのままの
本当の自分をわかってもらえる、
信じてくれる、信じられる、
という親密な関係です。
だから過去に得たやり方は
本当に欲しいものを得るためには
役に立たなかったりするのです。
そんな行動型が
自分らしく自由に幸せになるには、
見捨てられた悲しみを癒やし
本当の自分を取り戻していくこと。
人をコントロールしたり、
切り捨てたり、
「大丈夫仮面」をかぶって
自分の本音を偽ることなく
自分が本当に欲しいもので
自分を満たすことを構築していくことです。
そして、
人を頼りにしていいし、
自分の欲求を満たすために
協力してもらっていい。
そう思える体験を
積み重なること。
そうすることで、
行動型は人への信頼を確かにし、
「ありのままの自分でいい」という
実感が持てるようになっていきます。
そうなると、
欲しいものをつかみとる
強いパワーと
弱さを受け入れて
抱きしめる優しさの両輪で
ますます人を惹きつけて
大切な人たちと
幸せで満たされる関係を
気づいていけるのです。
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