んばんは。

ライフコーチあまみ悠です。


昨夜は『ユリゴコロ』観ました。

 

 

 

 

この映画は、沼田まほかるさんの

ベストセラー小説を実写化した

恋愛ミステリー。

 

 

主人公の美紗子は

生まれながらに

”何かが欠けて”います。

 

言葉を発せず、笑顔もない

過度に敏感で不安に満ちた

子供である美紗子。

 

そんな美紗子の母親に

医者は言います。

 

『この子は、

 ユリゴコロが足りない』


 

それを聞いた美紗子は必死に

『ユリゴコロ』を探すのです。

 

 


人とつながれず共感も共有も

できない、凹凸のない世界で

生きている美紗子。

 

 

 

 

彼女の心を唯一

震わせたのは、生き物の死。


 

それは最初、虫やカエルでしたが

不幸な事故により

人の死に触れてしまった美紗子。


 

見つけた、私の『ユリゴコロ』......


 

とうとう「人間の死」が

『ユリゴコロ』となってしまうのです。

 

 

『シネマトゥデイ』より引用。

 

 

う、この『ユリゴコロ』とは

”よりどころ”のこと。


 

幼い美紗子は聞き間違えたようです。
 


 

”よりどころ”とは

つまり、愛着のこと。


 

愛着とは
慣れ親しんだ物事に深く心を引かれ、
離れがたく感じる事を言います。


 

要は心の安全基地のようなものです。

 

美紗子にはそれがありませんでした。




ちなみに愛着に問題があることを
愛着障害といいます。


 

愛着障害は、親などの養育者との

間に愛着が何らかの理由で

形成されなかった結果

情緒や対人面に問題が起こる状態のこと。



過度に人を恐れる、

または誰に対してもなれなれしい、

といった症状が現れることもあります。

 


 

美紗子はこの愛着である

”よりどころ”を求めて

人を殺すようになります。


 

その恐ろしい姿はマジで

サイコキラー!

 

 

んな中、夫となる

男と出会います。


美紗子は職場に適応できず、

街娼として立った夜の街で、

男と出会うのです。


彼は美紗子に指を触れることなく

ただただ食事を与え、

小遣いを置いていきます。



そして何度も会ううちに

お互いがお互いに

慣れてきたある日、


美紗子は妊娠していることに

気づくのです。


もちろん、父親は男ではありません。


しかし、男はいいます。



「結婚して一緒に育てよう」


 

平気で人を殺す娼婦と

優しすぎる男が出会い、愛を育む。

 

 

売春をしていた美紗子にとって

性行為はただの肉の解体でした。

 

 

しかし、

夫と共ににいてこう感じます。

 

 

「あなたの優しさには、

 容赦がありませんでした」

 

 

その夫と触れあう場面では

象徴的なイメージが。



美紗子が子どもの頃から

怖がっていた

トゲのあるオナモミ(ひっつき虫)。


そのオナモミが

美紗子の体中を覆っているのですが

夫が触れるたびに剥がれていくのです。。。



そんな日々を重ねるにつれ

初めて人間の温かさを知った美紗子は、

女として、母親として、

人間らしくなっていったのです。

 

 

『シネマトゥデイ』より引用。

 

しかし、

平気で人を殺す女と優しすぎる男は、

実は過去の一点で罪を共有しています。


 

それが分かったとき

二人は愛し合っているからこそ、

犯した過去に悩み苦しむのです。

 

 

『シネマトゥデイ』より引用。

 

 

さて、その一方で

美紗子の息子(夫にとっては継子)

にも、あるストーリーが流れます。

 

息子もまた、傷ついた過去を持つ

女性を愛していました。

 

そして、自らに流れる

殺人鬼の血を知り、

怯え苦しむのです。。。。。


 

『シネマトゥデイ』より引用。

 

 

の映画はもともと

原作を読んでいいなと思って

本作を観たのですが

 

生々しく怖い描写があるという

噂にビビってしまい

なかなか映画館に

行けませんでした(汗)

 

 

でも、前半の血がたらたら……

手首ばっさり……..

のシーンのショックよりも

 

絶望したまま生きている美紗子と

罪を贖うためにもがく男が出会い

孤独な魂が惹かれつながり、癒し合う

 

その純粋さが愛おしい、

とても美しい映画だと思いましたキラキラ



小説のほうは夫婦愛というよりは、

母の息子への愛がより描かれていましたが。

 

 

さて、その息子は

「ユリゴコロ」と表紙に

書かれたノートをこっそり読んで、

親の秘密を知ってしまうわけですが


こちらは落とし所はつかねままに

映画は終わりました。


 

現実としても
新しい、そして予想外の変化には

統合するための時間が必要だよね、


なんて思いながら


 

みてはいけないものを

みてしまった息子ということで、


アレ


を思い出しましたよ



 そう、あの


みてはいけない開かずの間。


みてはいけない青髭の部屋。


みてはいけない鶴の恩返し....
 


なぜ、みてはいけないのか

そこには理由があるんですね。

 

 

 

で、オチとしまして

無理にひねり出した感満載の


この映画の教訓は……..


 

親の秘密は暴く

ものじゃない 



知らなくて、

いいことってあるわよ!



知れば、この映画の息子のように
いらない荷物を背負うことになりますから。



 

親の秘密は親のもの。

子どもには関係ありません。

 


それでいいんです。

 

 

 

そして、もうひとつ。


やっぱり

 

愛着は大事です。

 


きっと、なによりも大切です。。。


 

 

この映画を見終わってから

しばらく言葉にならずに、


自分のユリゴコロについて

しみじみ思っていましたよ。。照れ

 


 

あなたの

”ユリゴコロ”はなんですか?

 

 


映画『ユリゴコロ』

http://yurigokoro-movie.jp/

 

 

 

 

 

 

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