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『小さいころは~神様がいて~
 不思議に夢を~叶えてくれた~』


これは松任谷由実さんの
『やさしさに包まれたなら』の
一節ですが

ホント、子どものころは
世界が魔法でいっぱいだったなと
夜空の星を観ていて思い出しました。


      ☆


私が生まれたのは神奈川県の
川崎市です。

当時は工場から、
ばかすかばかすか煙を出て
公害をまき散らした時代です。

住環境がそういう意味での
都会でしたから
自然と触れ合う機会は
ほとんどありません。

それでも小さな自然は
常にあるものです。

たとえば、家の横にある
陽の当たらない小さな小さな庭に、
植えた豆の種から出た双葉。

太陽の光が不十分なせいで
背丈が伸びないひまわりが
一生懸命開こうとしている
花びら。

そういうことに心が躍りました。

田舎にいけば普通にある光景が
私にとっては奇跡だったのです。

ときどき見かける虫だって
イヤではありませんでした。

なぜか分かりませんが
生きているものはすべて
仲間のように感じたからです。

それは、捨て猫を見つけると
つい連れて帰ってしまう、

(親に見つかると怒られて、
 結局、また捨てられて
 しまうのですが)

それと同じレベルの
無条件の好意だったと思います。

その後、親が離婚をして
私は田舎へ引っ越しをしました。

そこは山深いところでした。

生まれて初めて見たバッタ。

それはそれは
キレイな緑色をしていました。

ペットとして飼うつもりで(笑)
つかまえてビンの中にいれました。

餌をあげるためにビンの中に
指を入れた瞬間。

思いきり、噛まれました。


そして、また。

生まれて初めて見たカメムシは
ころんとしたフォルムでした。

なんて可愛いんだろう!

と、手で包み込んだ瞬間、

ぷーん、、、、、、、

それは、とてつもなく、
恐ろしい記憶です。

イヤな匂いだけを残して
去っていったカメムシの背中?
を忘れることは今でもできません。

その2つの事件以来、
虫は大の苦手になりました。

苦手どころか、天敵だと
憎んでいました(笑)



      ☆



リフレームとは
その人にとって透明になっている
価値観や考えを書き換えることをいいます。

小さな私にとって、最初は
虫は自分の仲間であるという
認識でした。

しかし、2回ばかりイヤな思いを
したことで

『虫は私の敵である』

と、リフレームされたわけです。


だからなんだという感じですが
こういうことって案外あるように
思いませんか。


先日は、電話相談のリッスンの
インターンの最終ミーティングが
ありまして、

その席で、スタッフのひとりである
T ちゃんがこう言いました。



『ゆうさんが以前、
 私の話を聴いてくれたあとに

 "Tちゃんは自分のことを愛しているんだね"

と言ったんですよ。

正直、そのときは、
なにいってるんやろ、はあ?

自分なんて大嫌いで仕方ないのに、
と思ったんですけど、

それからよくよく考えてみると
ああ、あのときも自分を愛していたから
ああいう選択をしてきたんだとか

あのときも自分をちゃんとかばえていた
とか、

自分が自分を好きだっていう事実が
いっぱい見えてきたんですよ。

そうしたら、なんだか、いろんなことが
気にならなくなって
前に進めるようになったんです』




まあ・・・

私自身はそういった影響を意図して
コメントをしたわけじゃないのです。

思ったままに伝えたんですね。

だって、

T ちゃんは本当にがんばって生きて
こられているからです。



私、思うんです。

私たちが今生きているということは
死なせなかったからだと。

自分を死なせなかったからなんだと。

もしも、あなたの人生に
ホントにつらいことがあったに
関わらず

今、これを読めているのなら

それは運や周囲のおかげ
ばかりじゃありません。

自分を生かしたい、

もっといえば、自分を死なせたくない。

その思いが私たちを生かして
きたのです。

それは、自分への愛に違いない。

そんなふうに私は思うんです。


どちらにしても、Tちゃんにとって
良いリフレームが起きたようで
とっても嬉しかったです(^^)



人生の幸福度とは
自分が自分をどう捉えているかに
かかっていると言っても
過言ではありません。

それは、ひらたくいえば
セルフイメージであり

自己価値観の中身です。

それらが意識的のみならず
無意識レベルにおいて低かったり、

または自分自身に過度に高い
ハードルを課していると

人生とは生きづらい、困難な
ものになってしまうでしょう。

リフレームとは
そういった、幸せになるためには
機能しない考えやものの見方を
変えていくものです。

ちなみに虫に対する私の信念は
やや和らいではいますが
そこまでは
リフレームされてはいません。

別にそれでも困らないので
無理にどうのこうのしようとは
していませんが

なぜ、私の虫嫌いは
あんまり変わっていないのでしょうか。

それには実はわけがあります。

そのわけが重要なんです。

セルフイメージや自己評価を
変えようと
思ってもなかなかできない
場合、

このツボを知らないのかも
しれません。

そう、T ちゃんのように言葉ひとつで
気づきを促しリフレームができる
こともあれば

私の虫事件のように
なかなかフレームが変わらないのは
なぜなのか。

どうすれば、リフレームしやすく
なるのか。

その理由とやりかたは
別途、お伝えいたしますね。



以上、今日のライフコーチング
ワンポイントでした!



おまけです。

「やさしさに包まれたら」
http://www.youtube.com/watch?v=lQPLtAvR2BQ


PS: この歌は『魔女の宅急便』で知った人と
それ以前から知っていたよという人が
いますね。

どちらにしても、世代を超えるイイ歌です。