こんにちは、人生をサバイブできる人になる!
札幌のライフキャリアガイドの小島 麻子です。
皆さん、一次感情、二次感情って聞いたことありますか?
今日はその話です。
怒っていると、なぜだか終わらせ時が見つからないような
ズルズル怒りや、怒りがどんどん増してきて怒鳴ってしまう、
なんてことはありませんか?
その怒りは本当に怒りなのでしょうか?
ちょっと例を出して考えてみましょう。
夕方5時。そろそろ小学生の息子が遊びから帰ってくる頃です。
5時半になりました。あれ?いい加減帰ってこないと完全に日が暮れてしまいます。
6時。ちょっとお友達のお家何軒かに電話してみます。
「4時過ぎに別れて、何人かと自転車に乗って遠くに行ったよ。」
一緒に行ったというお友達の家にも電話してみますが、繋がりませんでした。
6時半。いつもなら晩ご飯を食べている時間。
そういえば ー学校から不審者情報も廻っていたっけー
男の子だから、と普段は気にも留めないことが急に頭をよぎります。
お友達のお家から「帰ってきた?」と電話が来ました。
まだなことを伝えると、「大丈夫だよ、もうじき帰ってくるよ」と慰めの言葉。
よそのお家にまで心配をかけてしまって。
7時。先にお父さんが帰ってきました。
お父さんは「もうじき腹ペコペコで帰ってくるさ。」と意に介してない様子。
もう7時過ぎてるのに。帰ってくる予定から2時間も遅れているのに。
それから15分後、帰ってきました。
片方の靴と靴下がグチョグチョで。
お母さんは第一声「何時まで連絡もしないで遊んでいるの!!!」
その一言を発した途端、お母さんは次から次へと怒り出す自分を止められなくなりました。
息子の足が汚れたままなのに。とってもお腹を空かせているはずなのに。
分かってはいるんです、お母さんも。
早く足を洗って、ゆっくりご飯を食べさせてあげたい。
お父さんが途中とりなそうとしましたが、
「お父さんはいい加減なことばかり言って!そういうところがあなたの・・・」
飛び火してきそうだったので、退散してしまいました。
お母さんが息子に対して抱いている感情は何かおわかりですね。
怒りではないんです。
不安で不安で仕方なかったんです。
無事に帰ってくるんだろうか? 事故に巻き込まれたんじゃないか?
暗い夜道、帰ってこれるんだろうか? 何かあって泣いているんじゃなかろうか?
お母さんこそ泣きたい気持ちで一杯だったのです。
不安の方へ目一杯振り子の重りが持ち上げられていたの。
無事に帰ってきたからこそ、重りから手が離されて大きな振れ幅になってしまった。
「お母さんはとても心配していたよ」この一言と、表情を見れば
子どもだって、自分がやったことに対する影響を理解します。
でも、お母さんは心が大きく振れているから、
自分の心の揺れを収めようとするだけで精一杯でだった。
怒りや悲しみの感情が表に出ていても、
その感情に隠れた感情(不安、辛い、悲しい、疲れた、寂しい、嫌だ、焦り)が
根本にあることがあります。
自分の意見が通らなくて嫌だという気持ちが根本にあっても、
表面上は
他人の意見をこき下ろしたり(怒り)
何も言えなくなってしまう(悲しみ)といったようにだけ見えています。
この隠れている感情は、自分でも把握できていないことが多い感情です。
そして気付いたとしても、人前で出すことを躊躇してしまう人が多いです。
感情を表に出すことを良しとしない風潮が未だ残っているからでしょうか。
ただそのせいで、あなたの周りの人は困惑していませんか?
隠れている感情に気づいたら、まずその感情をなかったことにしないで、
自分の中にあるんだ、ということを認めましょう。
次に、同じような気持ちになったときには、相手に対して言葉でその気持ちを
少しだけでも伝えてみましょう。
「自分は~思った・感じた」最初は短くても大丈夫。
だんだん言い慣れてくれば、落ち着いて筋道立てて伝えられるようになりますから。
隠れていた感情を受け容れて、安全に表出させることができたら、
心が安定してきます。一定の揺らぎはあっても、大きな嵐に見舞われる回数は
グッと減ります。
心が安定している人のところへ人は集まってきます。
自分も周りの人も穏やかに過ごすことができるようになります。