こんにちは!
ライフブリッジの堀岡です。
英語のフリーマガジン『タイムアウト東京マガジン(TimeOut Tokyo)』
2024年1-3月号におもしろい記事を見つけました!
MOST GOOGLED「Googleで最もよく検索されてるコト」
というタイトルがついた記事に
Should I slurp my noodles loudly in Japan?
「日本では麺を大きな音を立ててすすらないといけないの?」
という見出しがありました。
「いけないの?」とは「どういうこと??」
いざ読み始めてみると……
日本では、ラーメンを食べるのに大きな音を立ててすすることが、ラーメン職人に「おいしいですよ」と伝える暗黙のメッセージだという都市伝説がありますーー
え、都市伝説?
日本に来る外国人はそう信じているってこと??
日本では麺を音を立てて食べることは無作法と考えられていないし、むしろそうやって食べることでおいしく味わえる、といったことがいつの間にか、音を立てて食べることこそがおいしい食べ方で、"そうしなければならない” といった解釈につながったようです。
記事の最後はーー
そんなことはありません!
食べ終わったときに「ごちそうさまでした」とひと言伝えるほうが、ずっと喜んでもらえる「おいしい」の表現です」と結ばれ、ホッとしました
ただ、これを読んで、もしかしたら、私もこの都市伝説に加担してしまった1人かも、って思ったのです
というのも、外国人旅行者のガイドをしていたとき、お昼どきはよく外国人をラーメン店にお連れしました。
すると、周りにいる日本人は皆、ズーズーとすすって食べています。
食事をするときは一切音が発しないように慎重に食事をする欧米の旅行者に、このズーズー音を不快に感じさせてはいけない、と思い、まさにこの記事に書いてある説明をしたわけです。
「日本では麺は音を立てて食べるけど、マナー違反じゃなくて、おいしいですよ、と作ってくれた人に伝えるメッセージになっているんです」と。
マナーが悪い訳じゃないし、不快に思わないでね、のメッセージのつもりだったのですが、それが時を経て、「おいしいの証明はすすること」→「すすらなきゃ」にすり替わってしまったとは!
裏返せば、こんな風な都市伝説が生まれたってことはある意味、日本を訪れる外国人の多くが、日本のマナーに従い、日本の習慣を積極的に受け入れようとしている証拠であって、彼らのけなげな努力にうれしいような、切ないような複雑な気持ちもします。
外国人の皆さん、ラーメンは無理にすすって食べなきゃならないなんてこと、1ミリもないので安心して、味わってくださいね!