バンコクの隣県に暮らす和太郎の友人の貫太郎君、ジャカルタで
インドネシア語を学び会話は上手、当然ながら読み書きも上級レ
ベル、何故かタイに駐在中でタイ語の程度は不明だが、彼が初め
てのバリ島旅行へ出発、早速、バリ島らしい体験の報告が届いた。
観光地ではないデンパサールの街中の安ホテルに滞在中、写真で
は鮮明ではないが、壁が汚れ放題、エアコンとテレビはあるが、
コップ、トイレットペーパー、石鹸やシャンプー無し、限界まで
使い古した白いタオルがグレーに変色し穴も開いているインドネ
シアらしい風景、アゴダの口コミは8.7の好評価で選んだらしい。
和太郎が教えてあげたサヌールのワルン『PIXEL』、魚のメニュー
を注文し、味付けを間違えて作ったそうで、心優しい貫太郎君は、
『Tidak apa-apa』(気にしない)、で食べたそうだ。
昔の和太郎がバリ島で同じことをされたら、『Tidak mau lagi』
(もう要らないよ)、と言った可能性が高く、しかし、チェンマイ
では、もちろん『マイペンライ』(気にしない)と答えるはず。
所が変われば、和太郎は嫌らしいほど対応を変えるのだ。
貫太郎君はバリ島で和太郎の12年物のバイクに乗っている。
バリ島のホテルを出発し15分後にエンジンは掛かるがタイヤが
回転しない故障、近所のベンケル(バイク修理屋)ヘ行ったところ、
偶然にも、そこは和太郎が愛用するベンケルだったのだ。
エンジンとタイヤを結ぶワイヤーが12年で初めて切れ、修理代は
RP350,000(3500円)、貫太郎君に痛い出費をさせてしまった。
インドネシアではホンダとヤマハでシェアの90%以上、スズキは
修理する場合、ジャカルタから部品を取り寄せる必要があり時間
がかかることがあるそうだ。
中華系インドネシア人経営のベンケルで技術が高く、10年以上、
定期点検はかならず『Sun Motor』で受けている。