和太郎の友人でバリ島に滞在する日本人の中年男性、誰にも理由
を告げず突如として日本へ帰国、新婚のインドネシア人の奥さん
をバリへ残し、インドネシアを去った理由は何?
普通に想像されるのは強制退去命令、不法就労やオーバーステイ
が原因でインドネシアに滞在することができなくなる。
インドネシアは日本と違い、インドネシア人と結婚している理由
だけで外国人が働くことはできず、就労ビザは必須、ビザなしは
違法、強制退去後、一定期間再入国は不可能なことがある。
友人のSNSのコメントでは、半年後にバリに帰りたいとのこと。
友人が再びバリ島で奥さんと一緒に暮らせる日が来ることを願わ
ずには居られない。
2019年、インドネシアのオーバーステイの罰金が3倍に増額され、
1日当たり100万ルピア(1万円弱)、上限はないため、滞在期限
を誤解した場合、大きな罰金を支払うことになる。
和太郎の知人はソシアルビザ60日を申請したが、許可された期間
は30日、バリから出国する時に始めて判明、現在ならば約30万円
の罰金となる。
タイはオーバーステイの罰金が1日当たり500バーツ(2000円弱)、
通算でも上限は2万バーツ(8万円)、悪意のないオーバーステイを
救済する目的と思われる。
インドネシアの罰金の値上げの背景を考えると、オーバーステイ
を事前に防ぐのが目的ではなく、悪意のないオーバーステイに対
しても罰金を科す罠のように思えてしまう。