こんにちは。
まるごとライフコーチ ゆみさんです。
昨日までに
”感情労働”という概念について
整理をしてきました。
今日は、傷ついたり
精神が疲弊してしまわないための考えを
ドン・ミゲル・ルイスさんという方の著書
『四つの約束』
を参考にして
ご紹介していきます。
********
この本は、
人生の変容のために必要な自分との『約束』を
メキシコに古代から伝わる智慧をもとに
書かれたものです。
人が本来もつ力やエネルギーが
他者や社会的なことで消耗されてしまっていることに気づいて
自分自身の人生を生きるエネルギーを取り戻す。
そのための考えが
四つの約束として示されています。
その二つ目の約束に
「なにごとも個人的に受け取らないこと」
とあります。
どんなことも自分のこととして受け取らないこと
********
客観的な視点であり
人と自分との間の境界線を引くこと、
そういうふうに解釈しています。
共感したり
自分ごとに置き換えて感じることの逆で
他の人に起きている出来事は、
ただその人に起きているだけだと捉えたり
それは自分の人生に影響を与えないし、
誰も自分を傷つけることはできない、という捉え方です。
この本からは、
周りに影響されないことを自分で強く決意して
他の人のせいで自分の人生が弱くなってしまわないように、
というメッセージを感じます。
**********
”感情労働”と言う言葉を初めて聞いたときには
少し被害者的な気分にもなりました。
看護師という仕事はそもそも3Kと言われて久しい上に
”感情労働”で疲弊する職業だと言われたら
なんともやるせないものです。
ですが、
自分の人生を守るのも創るのも、
自分の心や体を守るのも創るのも、
自分自身です。
ですので、
『主体的にそうする』と昨日の記事で書きました。
『主体的』でない場合、
傷つきやすくなってしまいます。
・看護師のユニフォームを着ている間は
その役割に相応しい態度や言葉を自分で『主体的に』演じると決める。
・仕事の間は私生活を離れて『主体的に』笑顔で乗り切ると決める。
させられている、のではなくて
あくまでも自分で決めて、する。
その上で、
「なにごとも個人的に受け取らないこと」
**********
ここまで書いてきましたが、
言うは易く、行うは難し、でもあります。
自然にできている人を参考にしつつ
”約束”を守る瞬間が増えていき、
心を守ることに繋げていただけたらと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。
まるごとライフコーチ ゆみさん