こんにちは。
横浜市のまるごとライフコーチゆみです。
このブログでは
日々の悩みや人生の詰まりを楽にするヒントを
お伝えしています。
嫌いな人の中に見ているもの
どうしても好きになれない人がいる。
ということを私たちは経験することがあります。
その心は?
「目の前の人をきっかけにして
以前に感じたネガティブな感情を思い出している。」
話し方とか、笑い方とか、
声をかけてくるタイミングとか
表情、匂い、髪型、体型、
その人との関係性、お互いの立場、、、
嫌な感情を思い起こすきっかけに、決まりはありません。
でも何かが、私たちの心に潜むネガティブを呼び起こしているのです。
隠した感情が、嫌いの理由
ある方は、職場にどうしても好きになれない女性がいて悩んでいました。
だから捉え方を変えたい、というのです。
話しかけられるだけでもイラっとする。
でも、どう考えても職場のその女性に落ち度も悪気も見当たらない。
イラっとする自分は未熟者でしょうか、、、と
どうしたらいいのかわからず悩んでいたのです。
こういう時、
好きになれない女性のことや
自分自身のものの考え方を一生懸命分析することで解決する場合もありますが、
解消のヒントが別のところに見つかることもあります。
それが、以前に感じた感情です。
「その女性に話しかけられた時にどんな感情を感じるのか?」
そこにヒントがあり、嫌いの理由が見つかりました。
その女性のことを好きになれない根本的な理由は、
『お母さんを思い起こさせられること』でした。
体型がどことなくお母さんと似ていたり、
洋服の雰囲気も笑い方も似ている。
それで、お母さんをふと思い起こしていたようです。
では、なぜお母さんを思い起こすことが嫌なのかというと
『お母さんに対して怒っている』
子供の頃から言いたいことを言わずに我慢してきて
知らず知らずに怒りを溜め込んでいたとのこと。
職場の女性が話しかけてきたり
目の前に登場するたびに
その怒りも含めたイヤーな気持ちが湧いてきたと考えられたのです。
向き合うものがハッキリするとスッキリする
となると、根本的な解消は
お母さんへの怒りをどう扱うか、です。
お母さんとの間で起こったと記憶していることに
どう向き合っていくのかを一緒にみていくのです。
それでは、職場の女性とはこれで仲良くできるのかというと、
すぐに簡単に、とはいかないものです。
理屈ではわかっても、
感情や感覚は止めることができません。
まだ無意識に過去のお母さんとの記憶とつながるうちは
無意識にイラッとすることを止めることは難しいもの。
ですが、「問題は目の前の女性じゃなかった」、と気づいたことで
心はゆっくりと動き始めます。
そして、自分が未熟だからその人を嫌っていたんじゃなかった。
そう思えたら、安心もできます。
そこから、その女性と自分の関係性を
新たに捉えることができるようになるのですね。
このように、向き合うものがはっきりすると、
気持ちがスッキリして前に向かうことができます。
なぜだか好きになれない人が居たり
嫌いな気持ちが取れない時は
嫌いな理由を挙げるよりも
どんな感情を感じているのかを観察して
「昔同じようなこと感じたっけ?」と自分に問いを投げると
別の解消策が見つかるかもしれません。
最後までお読みくださり
ありがとうございました。
まるごとライフコーチゆみ