こんにちは。
まるごとライフコーチ ゆみさんです。
昨日は、
看護師の”感情労働”によるストレスについて
書きました。
今日は、
「では、どうしたらいいのか?」に
進んでみたいと思います。
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まず大切なことをお伝えします。
それは、
「自分のストレスは”感情労働”をしているからだ」
と、決め込んでしまわないことです。
『こうなんだ』というレッテル付けをすると
・そのレッテルの証拠さがしをするようになり
・そのレッテルを証明しようとするようになります。
つまり、
いろんな感情の動きや疲れを感じた時に
「感情労働をしているからなんだ」と
紐付けるようになり、
その思いがどんどん強化されてしまうことになりかねません。
ですから、
そうかもしれないし
そうじゃないかもしれない
このくらいの柔軟な捉え方をお勧めしています。
これは、
あらゆる考え方や見方についても
当てはまることです。
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では、
”感情労働”と付き合うには
具体的にどんな観点をもつとよいのでしょうか?
そのひとつは、
『主体的にそうする』という観点を持つことです。
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「自分がサッと仮面を被る瞬間がある」
この感覚に頷く看護師さんは多いと思います。
急変の場面や
お看取りが近いとき、
あるいは普段患者さんの部屋をノックする瞬間その都度に、
表情や声の調子が自分の中でサッと切り替わる、
あの感覚です。
サッと“素”の自分をシャットダウンして
仕事のモードに切り替えることを
無意識のうちに繰り返しているのですね。
その切り替えをすることで得られている
メリットは、
・プロ意識で仕事に集中している
・患者さんの安心感につながる
・それらが自分の達成感になる
これらは、看護師の仕事をする上で
とてもやりがいを感じるところだと思います。
ですが同時に
・場面も表現も自分で自由には選べない
・感情のズレを日常的に抱える
・理不尽な対応が思いのほか多い
などの要素も存在しています。
それらが、
看護師という職業のツラいところなんですね。
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避けては通れないとしたら
自分の心を守るためには
漫然とストレスを受け入れ続けない方法が必要です。
そこで、
『主体的にそうする』
という捉え方を取り入れて
自分の感情や振る舞いを
自分でコントロールすることを
お勧めしているのです。
今日は、
“感情労働”によるストレスだと決め込みすぎない
『主体的にそうする』という観点をもつ
これらのことを中心に記事を書いてきました。
明日は、
さらに具体的な考えについて
お伝えしようと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。
まるごとライフコーチ ゆみさん