こんにちは。長谷川です。

 

技能実習生(外国人人材)の選抜にあたってはできる限り企業のトップが同席していただきたいと考えています。

 

企業が単独で技能実習生を受け入れる場合はともかく、中小企業が受け入れる場合は特にそうしていただきたい。

 

 

 

これにはいくつか理由があります。

 

まず第一に企業のトップが選抜に関わることによって技能実習生に対する感情がまるで違ってくることがあります。

 

感情と言えば好き嫌いぐらいに思われるかもしれませんが、それも含めてです。

 

一担当者に任せた場合、まして団体(組合)に丸投げした場合などとはまるで違います。

 

責任感一つとっても違ってきます。

 

何より違ってくるのが技能実習生との信頼関係です。

 

これはやってみればわかりますが彼らにしてみれば「自分を選んでくれた人」なのです。

 

それもわざわざ日本から出向いてきて選んでくれた人。

 

彼らのモチベーションにも確実に良い影響を与えることでしょう。

 

 

 

第二に選抜試験に不合格になった者の姿を目にすることができること。

 

これも大きな違いを生み出す元になります。

 

彼らが人生をかけて挑んでいるのだということが手に取るようにわかります。

 

彼らの覚悟を自分の目で確かめていただきたい。

 

 

 

第三に選抜試験の優劣だけでは判断できない要素をトップ自らが意識し、判断できるということ。

 

僕の考え方の一つですが試験結果だけで判断すると失敗する可能性が高くなります。

 

なぜなら受け入れる企業にもカラーがあり、空気感があり、そこで働く人たちがいるからです。

 

これは他人に任せて判断できることではありません。

 

既に雇い入れている日本人社員に対してもそうしてきたように同じことを技能実習生に対しても行うことをお勧めします。

 

 

 

 

技能実習生を受け入れることは外国人を雇用することです。

 

言葉も通じず習慣も違い生きている環境も違います。

 

そのような違いを乗り越えてでも雇い入れる人たちです。

 

日本人を雇い入れることとは別次元だと思って間違いない。

 

だからこそ企業のトップ自らが現地に行き、自分の目で確かめて合格者を決める必要があるのです。

 

 

 

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