【八王子市】大和田橋 | ぼっちあるき

ぼっちあるき

歩きながら考えてみた

旧甲州街道から北大通りへ出て、甲州街道(R20)の大和田橋までやって来ました。

 

 

道路標識には「新宿35km」と書かれていて、「えっ!案外近いんだ」というのが正直な感想です。完全に通勤圏ですね。特急は混むだろうけど、京王ライナーなら+410円の座席指定で、最速42分で新宿へ行けます。

 

特急料金は交通費としては自腹になるけど、コスパとタイパと気分との兼ね合いでしょうね。早ければいいのか、安ければいいのか、朝からゆったりとした気分で通勤するのがいいのか。都内には、新幹線で通勤している人もいますからね。

 

 

大和田橋に来たのは、八王子空襲の爪痕を見る為です。八王子空襲は、終戦の13日前の未明に行われました。空襲って、要は無差別殺人で、完全に戦争犯罪です。日本人は水に流していますが、例えばいまだに「秀吉に侵略された!」とか言ってる国もありますよね。

 

空襲の際には、この橋の下に多くの人が避難しました。しかしここぞとばかりに焼夷弾は投下され、民間人およそ450人が殺されています。アメリカは、「降伏しない日本が悪い」という論調で原爆投下すら正当化しますけど、「戦争を終わらせる為に仕方なく」なんて全く説得力がありません。

 

そもそも、戦争を終わらせる為なら、多くの市民が犠牲になっても止むを得ないのか。そのロジックには無理があります。治安も悪く、銃が蔓延るアメリカという国が好きになれないのは、犯してしまった罪を反省する気持ちが感じられないことが一番大きい。

 

せめて、「過去に過ちがあった」くらいのコメントにしておけばいいのに、逆ギレとしか思えないような事をわざわざ言う。全米ライフル協会やらなんやらあるんだろうけど、彼らに人の心があるとは思えない。もちろん全てのアメリカ人とは言わないけど、そういう文化の国であることには間違いないのです。

 

 

橋は戦後に改修されているので、残っている弾痕は僅かです。なんかこんな小さな穴でも「弾痕じゃなかろうか?」と思ってしまいますが、実際には何処に落とされたか分かるようにカラーリングされています。

 

 

中でも二か所だけ、こうしてガラスタイルで覆って保存している場所があります。密閉したのが徒になって見えないんですけどね。保存することに意味があると捉えておきましょう。

 

 

浅川の上流方面の景色です。川は自然な感じだけど、両岸のビルがやっぱ都会だよなぁって思います。どちらもマンションなんですよね。リバーサイドでロケーションは抜群なので、毎日ホテル暮らしのような気分になるでしょうね。

 

 

ムム!これは由々しき事態。落ちていたぬいぐるみ(あるいはチャーム)を、落とし主が見つけられるようにガードレールに挟んでおいたのでしょうか。そんな気がするので、このままにしてスルーしますけど、早く見つけてもらえるといいですね。

 

次回は土手を歩いていきます。それではまた!