有鹿神社(本宮)から有鹿の池(中宮)へ向かいます。
住宅街にある果てしなく真っ直ぐな道を進みます。この道はずっと真っ直ぐ歩いていくとJR相模線と交差します。途中で左(東)へ折れて三王三柱神社へ向かうのですが、生活道路っぽい道でこれだけストレートなのって珍しいですね。
中宮へ向かう道筋に神社がありました。鳥居は有鹿神社の方向に建てられています。何か有鹿神社と関係がありそうですね。
ぱっと見だと「三三三神社」に見えてしまう三王三柱神社。元は有鹿神社の守護として建てられた山王社です。当地で三峯講と伊勢講が組織されるも、講中全員の参拝は叶わぬことだった為、三峰社と皇大神宮が合祀されたとのこと。経緯としては富士塚みたいな感じですね。
境内に「有鹿井」という井戸の跡が遺されています。有鹿池から出現した神体石をこの水で洗ったので、有鹿の化粧井戸とも称されています。右手に道祖神が見えてますね。
この場所は、これから向かう有鹿之池と有鹿神社とを線で結ぶと、きれいな二等辺三角形になっています。なんとなくバミューダ海域を連想してしまって、そう考えるとこのエリアが神域のようなパワースポットのような気もします。
有鹿井から道なりに歩いていくと有鹿之池があります。ここが有鹿神社の中宮です。ただ、池とは名ばかりで、今は痕跡もありません。上の写真に全部収まってしまうくらいの狭い神社で、小さな祠が祀られているだけです。
実は周辺はこんな感じで、宅地化の工事が着々と進んでいます。全部で18区画と書かれているので、有鹿之池は18戸の家に囲まれることになりそうです。まぁこれは仕方ないのかな。奥にタワマンが見えてますが、海老名の街も「海老が棲んでた」なんて時代は忘れられていくんでしょうね。
次回は相模川沿いの大きな公園へ向かいます。それではまた!