【相模原市】相模ダム | ぼっちあるき

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歩きながら考えてみた

相模湖大橋から相模ダムへ向かいます。

 

 

国道412号は相模湖大橋で東南東へ向かい、分岐するこの先の道は車両進入禁止になっています。車が来ないので、ゆっくりとダムを観察することが出来ます。以前訪れた下流の城山ダム(津久井湖)は国道413号が通っているので(城山大橋)、ちょっと怖かったんですよね。道幅狭かったし。

 

 

うわっ、アオコ(藍藻)が凄い。目視は出来ませんが堆砂も多く、湘南海岸の砂州にも影響を及ぼしています。定期的に砂を抜いて下流域の河川敷に撒いており、洪水時に自然に相模湾へ流れるように配慮されています。

 

「だったら初めからダムなんて造らなきゃいいじゃん」と環境保護団体が言いそうですが、軍部の圧力で建設された黒歴史は以前述べた通りです。その際に水没した家屋は196戸。建設に従事して命を落とした人は83人です。慰霊碑は対岸に建てられています。

 

 

ダムから見た相模湖方面です。アオコだらけですね。津久井湖にはゴミもたくさんあったので、流木とアオコだけなら「自然」と言えるかも。あ、でもタイヤが浮いてる。人間の業は深いですね。ここでも釣り糸を垂らす人がいたりするんだろうか。

 

 

こちらは下流域です。ダムが出来る前は、もっと川幅の狭い渓谷だったのかもしれません。集落があったくらいですから、河川敷もそれなりに広かったのでしょう。当時は軍部の都合だったにせよ、今は政令指定都市を3つも抱える神奈川県民の水瓶として、貴重な施設になっていることに感謝しなければですね。

 

 

さて、そろそろ次の目的地に向かいます。ダムを渡って弁天島へも行ってみたいけど、甲州街道沿いの本陣や旅籠の探索を優先します。相模湖のスワンボートに乗る(誰かと一緒に来る)機会があれば、是非弁天島も訪れようと思います。

 

まだ体感は35℃ありますね。湖畔は涼しかったけど、ここからまた大汗掻きそうです。

 

 

国道が相模湖大橋へカーブする所に階段があります。大橋で出逢ったダム女の三人組はここから下りて来たので、甲州街道へ抜けるショートカットかもしれません。次回はひたすら甲州街道を歩いて、嘗ての小原宿本陣を目指します。それではまた!