【相模原市】甲州街道 | ぼっちあるき

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歩きながら考えてみた

輿瀬神社のあった権現山を下りて、旧甲州街道を西へ向かいます。

 

 

車両通行止の看板に相模湖町の記載があるので、これはだいぶ古いものですね。相模湖町は2006年に相模原市に編入されています。車が来ないのは安心して歩けるのでウェルカムです。街道には石垣の家が並び、相模湖も良く見えて、風情のある光景です。

 

 

週末には夏祭りがあるようです。花火(湖上祭)は1日に終わってしまいましたが、お盆明けに楽しみが待ってますね。第2回と書かれているので、まだ新しいお祭りみたいです。湖上祭と違って、地元の方の為のローカルなお祭りなんでしょうね。

 

 

突如中央道の高架に突き当たりました。直下にはJR中央線が走っています。こんな高い所を歩いていたんですね。なるほどこれじゃ車両通行止になるのも当然です。防音壁が機能しているので、車の走行音に気付きませんでした。ここから下へ降りて、高架を潜ります。

 

 

おぉ~!旧道と甲州街道(R20)がこんな風に繋がっているとは。道がヘアピンカーブになっているのは、旧道の名残でしょうね。なんかちょっとテンション上がる。歩道が整備されているのが有難いです。

 

 

階段を下りてきました。こうして橋脚を下から見上げるのが好きなんですよ。人間って凄ぇもん造るなぁって、いつも感心しています。そして、高速道を行き交う車と下道を歩く僕の人生が、互いを知ることもなくクロスオーバーする。

 

それってなんか不思議な気がするのです。袖がすり合うことはないんだけど、これも他生の縁なんじゃないかなぁと思うのです。それは例えば、線路を走り抜けていく電車の中に乗っている人と、それを見ている人との関係のような感じです。

 

両者の接点は人生でその一度きりかもしれない。でも、間違いなく接点があった。もちろん互いを知る由もない。なんなら顔も見てないから覚えてもいない。でも、あの日あの時僕らは出逢っていた。僕はそこに人生のドラマを感じるのです。

 

 

甲州街道はこんな感じのカーブになっていて、中央道の下を縫うように続いています。中央に見える坂道は旧甲州街道で、現在の甲州街道は左下へと延びています。次回は再び旧道を歩いて、庚申塔を探しに行きます。それではまた!