【稲城市】天神通り | ぼっちあるき

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歩きながら考えてみた

学園通りの東端までやって来ました。

 

 

門扉の錆に歴史を感じさせる東京よみうりCC(Country Club)。1964年の開設です。最初に東京オリンピックが開催された年ですね。今はゴルフもオリンピック種目として採用されていますが、ゴルフがオリンピック種目に復活したのは、つい最近の事です。

 

初めてオリンピックでゴルフ競技が開催されたのは、1900年にパリで行われた第2回大会です。参加国は、フランス・イギリス・ギリシャ・アメリカの4か国でした。続いてセントルイスで行われた第3回大会では、イギリスとアメリカの2か国のみとなり、その後廃止されてしまいます。

 

参加国の少なさもさることながら、「競技時間が長過ぎる」のがネックになっていました。これは野球もそうですね。MLBではピッチクロックを導入して時間短縮に努めていますけど、サッカーのようにドロー(引き分け)を受け入れないスポーツなので、今後も復活は難しそうです。

 

さて、たった2回で廃止となってしまったゴルフですが、野球がそうであったように、プロ選手の参加が可能となった2016年のリオ大会から復活しています。2020年の東京大会では、稲見萌寧選手が銀メダルを獲得していますね。

 

でもまだオリンピックにおけるゴルフの歴史って、たった4回なのです。野球は残念ながら、次回のパリ大会では開催されません。その後の開催地が、ロス(2028年)、ブリスベン(2032年)となっているので、この2大会では復活しそうな気がします。

 

 

学園通りの終点で交差した天神通りを北へ歩き、本日最初の目的地に到着です。ロケーションがいいですね。隣がゴルフ場ですし、大木の木陰になっているので、空気感が違います。それなりに交通量のある天神通りですが、樹木が車の排ガスを浄化してくれています。

 

 

正面から見るとこんな感じです。綺麗に整備されています。これなら通過する車を気にせずにお詣りできますね。

 

 

普段見慣れた庚申塔とは、石の種類が違っています。花崗岩でしょうか。風化には強そうですね。線香がストックされており、ここに来る方にとっては、お詣りではなくお参りなのでしょう。一般的に神様へはお詣りで、仏様へはお参りとなります。

 

線香を上げる意味は、荘厳(しょうごん)して仏様を正しく祀る為で、いわゆる香華灯明(こうけとうみょう)を供養する為の一つです。仏教では「死者は香りを食べる」(香食)とされ、今でも四十九日まで香を絶やさない風習が残っている地域もあるようです。

 

 

参道の階段入口にあった消火器。随分古そうだけど、中身は大丈夫かな。放火でもない限り、火災が発生するような場所ではないですけどね。

 


学園通りとの交差点まで戻って来ました。ここから天神通りを南東へ下って、杉山神社へ向かいます。新百合行きのバスが次々と走り去っていくのを見ると、この辺りの移動手段の主役はバスのようです。続きは次回に。それではまた!