【八王子市】廿里古戦場 | ぼっちあるき

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歩きながら考えてみた

前回の高尾探索が日没サスペンデッドになってしまったので、またまた高尾にやって来ました。

 

 

前回と似たような空模様でデジャヴな感じ。今日の目的地は八王子城跡です。

 

 

駅前のこの一画だけ観光地な雰囲気。武蔵陵があるけど、まだ古墳と呼ぶには早過ぎるし、八王子城跡を観に行く人はバスやタクシーを利用するだろうから、商店街が連なる程の賑わいになるのは難しいでしょうね。

 

 

甲州街道の交差点から見た高尾駅。街道沿いと言っていいくらいの近さです。前回は左(東)へ歩きましたが、今日はこのまま真っすぐ北へ進みます。

 

 

南浅川を通過。まだ高尾は2回目なんだけど、もはや城山川、北浅川、南浅川が馴染み深く感じます。

 

 

道が大きく右へカーブして上りになりました。

 

 

左手には豊かな自然が広がっていますが、実はこの辺りで嘗て武田と後北条が合戦をしており、廿里(とどり)古戦場という八王子市指定の旧跡になっています。戦(いくさ)は武田軍の圧勝に終わり、氏照は甲州口の重要性を実感して、小仏峠に近い場所に八王子城を築くことになります。

 

「夏草や兵どもが夢の跡」ではないけれど、ここで戦があったなんて夢幻の如しです。芭蕉が平泉で詠んだ句は、義経の死から500年の時を経ています。奇しくも、ここで合戦があってから同じくらいの時が経っています。

 

当時を生きた人々にとって、山の向こうから押し寄せて来る風林火山の軍団は、途轍もない脅威だったでしょうね。「信長の野望」というゲームをプレイすると、武田方の武将は能力値が非常に高く、個々に戦うと北条方が勝てる確率はとても低いです。それでも武田の支配を許さなかった北条って、もっと評価されてもいいんじゃないかなぁと思ったりします。ゲームの話ですけどね。

 

次回も城を目指して歩いていきます。それではまた!

 

P.S.

追伸なのに私信になっている「P.S.」欄ですが、9月に入った時に、「9月は歌になりやすい」ことを話題にしました。その時書き忘れた曲があります。一風堂の「すみれ September Love」(1982年)です。コロナ騒動もあってカラオケに行くことはなくなりましたが、僕にとってはキーが合うので初めの1曲に選びやすい曲です。「♪昔見たシネマのように 恋に人生賭けてみようか」という歌詞もあるので、やっぱり秋になるとそんな気分になりやすいんでしょうね。ノリのいい曲ですし、ちょっとアピールしたい時にはお勧めです。他にカラオケでウケた曲も紹介しておきますね。競馬好きに「走れコータロー」(ソルティーシュガー/1970年)、隠れ結婚願望の女子向けに「雨やどり」(さだまさし/1977年)、「これ誰の曲ですか?」と喰い付かれること必至の"B・BLUE"(BOØWY/1986年)、声が出せるなら「はじめてのチュウ」(あんしんパパ/1990年)等々。あ、はじめてのチュウはシリアスに歌うという手もあります。ムーディ勝山っぽく昭和歌謡風に歌うと、なんか全然違う歌に聞こえて新鮮です。どの曲も平成世代には初耳なので、インパクト大です。是非お試しください。昭和のオールディーズを歌い継いでいきましょう。