【八王子市】カタクリ山(4) | ぼっちあるき

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歩きながら考えてみた

にれのき公園に向かって、カタクリ山を下山しています。

 

 

下り坂な上に左へ大きく傾斜した道に差し掛かりました。谷底からせせらぎが聞こえてきます。人工建造物(柵)が見えてきたので、ゴールは近そうです。滑り落ちないように慎重に歩きます。

 

 

凄い下り坂。階段は落ち葉で覆われています。人跡未踏感が半端ないです。真っすぐ下りるのは怖いので、カニ歩きで少しずつ下りていきます。ゆっくり歩いているので、ここぞとばかりに虫が襲ってきます。写真を撮る余裕がなく撮影できませんでしたが、虫の中にはハグロトンボ(羽黒蜻蛉)もいました。

 

ハグロトンボは神様トンボの異名を持ちます。その名の通り喪に服したような色で、お盆の頃にひらひらと舞うので、ご先祖様の魂を運んでくると信じられているのです。また、稲を食い荒らす害虫を駆除してくれることへの感謝も込められています。じっくり見たかったけど、なんせ蚊の大群が凄いので断念せざるを得ません。

 

 

忍び寄る魔女の手。ハグロトンボの舞う姿と相俟って、スピリチュアルな雰囲気に包まれます。

 

 

カタクリ園がありました。ここの保護の為に柵を設けているようです。山の名の由来にもなっているカタクリは、片栗粉でお馴染みですね。現在普及している片栗粉は、ジャガイモやサツマイモの澱粉を利用して作られています。三千万年前から自生しているカタクリは、保護しないと絶滅の恐れもあるようです。

 

 

出口が見えてきました!虫はまだしつこく襲ってきます。早く脱出せねば。

 

 

にれのき公園に到着。途中にあった道標のおかげで、なんとか辿り着けました。虫の大群に襲われましたが、手首を一か所蚊に刺されただけで済みました。痒いけど、これだけで済んだら御の字です。それより全身汗だくでTシャツはびしょ濡れです。着替えはないから、歩いて乾かすしかないですね。

 

次回は庚申塔を見に元八王子へ向かいます。それではまた!