泉蔵院に来ています。
多宝塔です。釈迦が説法している時に湧出したとされ、中にいた過去仏である多宝如来が釈迦の説法に感嘆し、連座したと伝わります。多宝如来は、法華経を説く者があれば、いつでもどこでも多宝塔と共に出現して、その正しさを証明すると誓願を立てていました。
築山に聳え立つ不動明王。火焔光の赤が鮮やかです。上れそうな高さだけど、腕の怪我も癒えてないので自重しておきます。小平不動の名が付いていますが、知る人ぞ知るって感じでしょうか。多宝塔と共に、一見の価値ありです。
これは浄牧院(東久留米市)で初めて見た十二支地蔵ですね。デザインはほぼ同じかと思いますが、こちらの方が兎の拒絶感を強く感じます。(地蔵)「餅を分けてくれぬか」(兎)「嫌だ」みたいな。んで(地蔵)「邪魔してすまなかったな」っていう。
もしかしたら、手にしているのは人参かもしれません。スタンプラリー的に、他の干支地蔵を探してみるのも一興ですね。
墓石の墓場のような場所にやって来ました。如意輪塔(と勝手に呼んでいる)とは違って、壊されずに並べられている石像群です。ありがた山(稲城市)の縮小バージョンな感じです。なんでここへ来たかと言うと、この中に庚申塔があるとマッピングされていたからです。
ありました!凄い!これを見つけてマッピングした人がいることが凄い。印が無ければ絶対スルーしていたでしょう。マイナーな趣味ではありますが、他にも愛好家がいることを感じられます。それとも研究者かな。
以前、南院跡(川越市)を見ていたら、通りすがりの人に「研究されてるんですか」と聞かれたことがあるので、普通の感覚だと何を見ているのか分からないですよね。田無(西東京市)で庚申塔を観察していた時にも、通りすがりの親子に「これなんだろうねぇ。お地蔵さんなのかしらねぇ」と声掛けされたこともあります。
MAPアプリには、お地蔵さんにもチェックが付いていたりします。もちろん全てではないので、予期せぬ出逢いもあります。それがまたいいんですよねぇ。区画整理の影響で移転している場合もありますが、「ありそうな場所」って、なんとなく見当が付くのです。見つけた時は声が出ますよ。傍から見れば変な人ですけどね。
阿羅漢のような修行僧のような仏像が並んでいます。EXILE(ZOO)のロールダンスのようにも見えます。「んなわきゃーない!」(byタモリ)。信長は安土城の石垣に墓石や仏像を使いましたが、果たしてこれらの石像はどうなるのか。あるいは、どうするのがいいのか。なんとも言えないですね。
次回は東京街道へ戻って、西へ向かいます。それではまた!