【練馬区】石神井川 | ぼっちあるき

ぼっちあるき

歩きながら考えてみた

天祖神社から西へ、蛇行する古道を歩いています。

 

 

丸彫の青面金剛像が現れました。これは貴重です。庚申塔を求めてあちこち歩き回っていますが、丸彫の青面金剛像を見るのは、保谷(西東京市)以来二例目です。練馬区もレア度を認識していて、登録有形民俗文化財に指定しています。

 

 

腰の辺りに修復の跡が見られますね。スタイルが良過ぎて、折れちゃったのかもしれません。博物館でコレクションすれば状態をキープできるでしょうが、人々の願いを聞くには、こうして路傍に立つのが本来の姿でしょう。

 

 

モデルのような青面金剛がいた道辻から、北へ進路を変えます。ビニールハウスが建ってはいますが、江戸期とあまり変わらない風景が広がります。空が広い!そして青い!

 

 

黒板に「端境期」という言葉が書かれていました。これを見かけた子ども達にも、いい勉強になりますね。農業を知るきっかけにもなります。一年中何でも買える現代では、野菜の旬を知るのは難しいですもんね。

 

 

山下農園から道を下り、石神井川にやって来ました。川沿いの道が綺麗に整備されています。石神井の名はミシャグジ信仰に由来し、石神井はその当て字とされています。ミシャグジ信仰は、石の棒(古くは木の棒)を祀る民間信仰です。元は塞の神(道祖神)だったという説もあるようです。

 

 

下流の方に橋が見えますね。

 

 

茜歩道橋!歩道橋と言えば道路を跨ぐものだという先入観があるので、なんか不意を突かれた感じです。次回はここを渡って、さらに北へ進みます。それではまた!