【西東京市】多摩湖自転車歩行者道 | ぼっちあるき

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歩きながら考えてみた

井の頭通りを西へ向かって歩いています。

 

 

実際に歩いているのは通り沿いにある関前西公園なので、快適な散策です。

 

 

五日市街道を越えて、多摩湖自転車歩行者道にやって来ました。武蔵野市から西東京市へ入ります。正式名称は「東京都道253号保谷狭山自然公園自転車道線」で、通称「多摩湖自転車道」の名で知られています。自動車は走れない都道で、自転車道という名だと自転車専用だと思われてしまうので、2018年から現在の名前になっています。

 

 

歩き始めてすぐの所に橋が架かっています。橋の下を流れているのは、玉川上水の境橋から分岐している千川上水です。綱吉の命によって開削された千川上水は、湯島聖堂や寛永寺、浅草寺や六義園等へ給水していました。元は境橋が仙川村の近くだったことから仙川上水という名でしたが、開削に功のあった太兵衛と徳兵衛に名字を授ける際、吉字である千に変えた為、千川上水となっています。

 

 

右(北)側が自転車道で、左側が歩行者道です。ほぼ一直線に続くこの道は、名前の通り多摩湖まで繋がっています。最近はスピードの出るロードバイクが流行っているので、安全を期するなら中央に分離帯を設けた方がいいでしょうね。

 

 

鈴木街道と重なる所にある「おおぞら公園」までやって来ました。「ジェットエンジンのふる里」というモニュメントが建てられています。ここには嘗て、IHI田無工場(2007年閉鎖)がありました。IHIは、三菱、川崎と並ぶ日本三大重工業の会社で、旧社名は石川島播磨重工業です。この社名も田無市も、今は過去のものになってしまいましたね。

 

 

モニュメントの周囲には、様々な説明版があります。

 

 

はやぶさの活躍でJAXAが注目され、日本人の宇宙への関心も高まってきました。ただ、エンジンを始め、ロケットの部品を作る日本の技術者達の正確無比な仕事がなければ、宇宙事業は成り立ちません。それを思い起こさせてくれる場所ですね。

 

次回も引き続き自転車道を歩きます。それではまた!