【町田市】上根神社 | ぼっちあるき

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歩きながら考えてみた

都道155号線(町田平山八王子線)を東へ向かって歩いています。

 

 

都道に沿って流れる鶴見川。近くに源流があり、町田市から川崎市をかすめて横浜市で海へ注いでいます。激しく蛇行している為、ツルと呼ばれる淀みが多く、その周りをミと言うことから鶴見川という名になったという説と、頼朝が鶴を放ったことに由来するという説があります。小田急線の鶴川駅や横浜市鶴見区等は、鶴見川に因んだ名前ですね。

 

 

大泉(だいせん)寺の参道にやって来ました。この参道の途中に上根(かさね)神社があります。

 

 

参道入口にある八石地蔵。名前の由来は記されていませんが、大泉寺には八石の領地朱印状が発給されていたので、そこから名付けられたのでしょう。寺領は明治の地租改正や戦後の農地改革で没収されてしまいましたが、お地蔵さんの名前が歴史を物語っていますね。

 

近年御朱印ブームで有名になった朱印状は、元々文書の正当性を証明する自署から始まったものです。それが図案化された花押となり、江戸時代になって印鑑となりました。家康が朱印状を使って行った朱印船貿易は、歴史の授業で習いましたよね。ちなみに花押は、今でも閣議の際に使われています。

 

 

上根神社に到着。昭和四十年(1965)に三社が合祀され、平成十六年(2004)に当地に遷座されました。

 

 

古い祠が纏めて納められています。時折野晒しで放置されている祠を見かけるので、ちょっとほっとします。

 

 

唐木田が暫定の終着駅になっている小田急多摩線の延伸は、地元住民にとっては悲願です。リニア(中央新幹線)が開通する頃には、小山田にも駅が出来ているでしょう。

 

 

「挨拶は大事」とよく言われますが、現代ではセキュリティ的な意味合いが強くなっています。標語にも「顔をみて」とある通り、顔見知りというのは最強のセキュリティです。観光地でもない場所をうろつく私にとっては、地元民に怪しまれないようにする配慮が必要です。特に学校周辺は気を使いますし、下手にカメラを向けると、盗撮を疑われてしまいますからね。

 

次回は隣接する神社を訪ねます。それではまた!