有栖川宮公園から、南部坂へ出て来ました。
有栖川宮公園が盛岡南部藩の下屋敷だったことから、南部坂と名付けられています。かなりな急坂です。
坂の左側の壁沿いに、たくさんのイラストと共に、ドイツ語が書かれています。
"Glücksschwein"(グリュックスシュヴァイン)「運が良い!」と書かれたイラストには、ドイツでは豚が幸運の象徴とされていることが解説されています。
イラストが貼られていた壁の向こう側は、ドイツ大使館でした。
大使館の隣には、"National Azabu"というスーパーマーケットがあります。ハロウィン前だったので、カリフォルニア産のかぼちゃが積まれていました。
有栖川公園前の交差点を左折して少し歩くと、広尾稲荷があります。
かつて広尾という地名は、渋谷と麻布の両方にありました。現在この辺りの住所は港区南麻布となっていて、広尾は渋谷区にだけ残っています。
広尾稲荷の拝殿の天井には、日本で最初の洋画家とされる高橋由一(ゆいち)によって、龍が描かれています。
この写真を撮った後、「中に入るんなら声を掛けてください!」と注意されてしまいました。社務所と思しき所から、中年女性がこちらを睨んでいます。
実はここに来た時、鳥居の横で煙草を吹かしながら、奥さんと思われる人に文句を言っている男性を見かけていました。
喫煙マナーはNGですが、「そりゃあ怒るよな」と合点がいきました。天井絵が売りで、中は開放されていて、「履物は脱いで上がってください」としか書かれていないんだもの。社務所は閉まっていて、無人だったしね。
愚痴を言ってすみません。きっと虫の居所が悪かったのでしょう。もしかしたら、件の男性とやり合った後だったのかもしれませんね。
そんな事があったのですが、謎の石像が癒してくれました。カメレオンのように見えますが、狐の口の部分が取れてしまったのでしょうか。
神社の裏手には、庚申塔が三基建てられています。
フランス大使館の手前にある兵庫屋酒店。ブルーシートに囲われた所が、喫煙所になっています。
ここで一服して、天現寺へ向かいます。続きは次回に。それではまた!