多頭飼育崩壊現場の今 | 長崎 Life of Animalのブログ

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私達は動物の命を真剣に考えてます

前記事にもお伝えてしていたように

水曜日に、センター所長、民生委員さん

そして私、yokoさんと共に、現場の今の

状況確認と、今後の話し合いに行きました。


まず現場を見て愕然・・・。


犬も減って来た事もあり、ばあちゃん自身が

1人でお世話するという事だったので

毎日、現場に行っていたのを

週3回、1回にした途端、この状態です。

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水入れは、ひっくり返され

空っぽ状態。

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ウンチは層になってきていました。

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モチの隣にもウンチが山盛り・・・。


犬達は泥だらけで、真っ白いワンコが

黒ずんでしまっています。

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どこもかしこも、ゴミだらけで

悲しくなります。

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しろこちゃんも犬小屋の中で

ずっと怯えてうずくまっていました。

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とりあえず現場の掃除、水やり、エサやりを

してからでないと、落ち着きません。
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お水を与えると夏かと思うくらい

勢いよく飲んでいる姿を見ると、おそらく

水も十分に飲んでいなかったと思われます。

 

食事に関しては、犬達の肉付きを確認し

全くやっていないというわけでは無さそうです。

 

ただ、こういう現場の特徴でもある

誰も行かなくなれば、現場が元に

戻っていく・・・・・。

 

典型的なパターンです。


私達がお世話をしている所を見ている

ばあちゃんも『自分がするから、後で良い』と

何度も言ってきてました。


5月末に初めて会った時も

同じような事を言っていたな・・・・。


お世話を終わらせ

人が近くにいれば犬達も凄い吠えて

しまうので、少し場所を変えて、今後の事を

話していきました。

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民生委員さんも以前から何度となく

行ってくださっていたそうですが、以前は

犬が23頭もいたので、話す事も困難だった

そうです。


今、犬も減りつつあり

ようやくこうして、民生委員さんも

ゆっくり話す事ができたようです。


やはり、高齢者の1人暮らしが、どんなに

大変な事で、そのうえ8頭の犬のお世話となると

現実問題難しい事を、切実に話されていました。


おばあちゃんは、しきりに

3ヶ月後に、親族さんと同居、家を建てるように

しているから、大丈夫と言うばかり。


それならその間でも

介護申請を出し、まずはヘルパーさんに

入ってもらうよう話しを進めました。


おばあちゃんも、そうですが

このままの状態が続けば残っている犬達も

過酷な時間を送ってしまう事が目に見えています。


そしてご近所さんにとっても

吠え、悪臭被害が膨らむばかり・・・。


今の状態、犬を散歩にも連れていって

いないので、私達が行かなければ

外の子達は繋がれぱなし。


家の中にも3頭いるので

また家の中が糞尿の沼になってしまいます。


これではなんにもなりません。


特にこの所、私達にかなり

依存しているだけなら良いのですが

スタッフが変わると、スタッフの愚痴を

それぞれに言うようになりました。


痴呆の症状ではなく

これは明らかに理解して発している言動です。


そして明日は来るのか?

明後日は誰が来るんだ?と

毎日誰かが来て、お世話をするのが

当たり前のようになりつつありました。


それが出来ないと伝えると

『ハイハイ自分で世話しますよっ』と

いじけたような言葉を言います。


私達が現場に出向き、してあげる事にも

限りがあります。


今のおばあちゃんが求めている事は

今いる8頭は、そのままで、自分が病院に

行く時、買い物に行く時に、車で連れて

行ってくれる人を求めています。


私達の事をヘルパーさんと勘違い

している・・・。


それは違います。


私達は愛護ボランティア団体であり

動物の事を優先に動く活動をしています。


この現場に介入するようになり

おばあちゃんの心のケアーも無い知恵で

考えてきました。


何が良くて、何がだめか?

答えは今でもでません。


ですが私達だけの力では

根本的に一向に改善もできないと思います。


やはり介護申請手続きをし

ヘルパーさんにも入ってもらう事も

大きく変わる事になるかもしれません。


民生委員さんも同じ事を言われていました。


以前書いてもらった書類があったので

おばあちゃんに再度、ヘルパーさんの介入を

お願いをすると、ようやく承諾してくれました。


おばちゃん自身、ヘルパーさんというのを

感じ違いして捉えていました。


トイレだったり、お風呂だったり

自分自身のお世話だけをする人だと

思っていました。


それだけじゃなく、身の回りの事も

手伝ってくれる事を初めて知り

それならとりあえずやってみたい気持ちに

なったようです。


手続きなどは私達にお願いしていたので

昨日、私がメディア出演中にyokoさんが

市役所の方に行ってくれました。


これが本格的に進めれば

ばあちゃん自身に何かあった時でも

民生委員さん、ヘルパーさんも見守って

くれる形がとれます。


そして犬達の事も、やはり

8頭は無理と言うのがハッキリ見えています。


行政側としても、ご近所さんの苦情の問題も

考えていかなければなりません。


動物を好きな人だけの意見を聞く事は

できません。


飼い主いさん自身(おばあちゃん)

お世話がきちんと出来ていれば

全く問題はないのですが、今は

散歩、給餌、フンの後始末もできていない

ままでは、やはりお世話ができる頭数に減らす事を

早急に考えていくという決断でした。


譲渡をする子、ばあちゃんの家に残す子。

次の目標は8頭から6頭に減らす事。


迷惑しているご近所さんの立場になる事も

とても大切だと思います。


お散歩しなければ要求吠え、無駄吠え

必要以上に吠えてしまう。


給餌もムラがあれば、お腹が空いたり

お水をほしがったり、その為に吠えて

訴えかけます。


民生委員さんも言われていましたが

その度に周りの人からの苦情が後を

たたないそうです・・・。


また犬が嫌われる原因に繋がって

しまっている。


それが私は悲しいです。


全国の多頭飼育崩壊現場の事例を読むと

本当に同じような現状です。


犬のお世話はできていないのに

手放したくない。


完全に人間のエゴだと思います。


この日、1番

頭にきた言葉がありました。


今後のお世話の事、ばあちゃんに何かあった時の事

この子達8頭今後どうするの??の問いに


『飯さえ与えていれば良いんだ』

『何かあった時は全部保健所で処分さ』


おばあちゃん自身、結局それで

良いんです。

 

犬に依存し自分自身の

心の隙間を埋めたいだけなんです。

 

その状態で果たして、その状態の犬達は

幸せなのか?喜んでいるのか?

笑顔があるのかを、考えてしまいます。

 

ただわかっているのは

犬達が悪くない事だけかもしれません。

 

おばあちゃん自身、犬達、周りの住民の皆さん

それぞれ1番良い方向に進めるようになるのが

理想的でもありますが、ほぼ難しいと思います。

 

良くなるように限りなく近づける事が

今の大きな目標、課題でもあります。

 

その為に今回、ヘルパーさんの介入に

1歩進めた事が何よりの進歩です。

 

後は、おばあちゃん自身が言っていた

3ヶ月後に、ご親族さんを近くに呼ぶ為に

家を建てるという事が実現できるのであれば

もっと、もっと良くなる方向に進めると思います。

 

これから犬達を減らしていくと言っても

前も言いましたが、0にしてしまえば

急激に心の隙間ができてしまう不安もあります。

 

なのでおばあちゃんの家に残る子の事も考え

後々お世話もしやすいような、再度現場改善。

 

今年中には難しいとは思いますが

1月、2月には、新たな頑丈なサークル等を準備し

設置しようと考えています。

 

私達も他の子達の事も抱えているので

全ての関与はできませんが、私達が来なくても

お世話がしやすいような環境作りのお手伝いを

する事も大切な事ですからね。

 

波乱万丈、まだまだ厳しい事も

多いですが、この現場も

出来る事をコツコツやり終えたいたです。

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