長崎市多頭飼育崩壊の本格的な整備を
してから2週間が経ちました。
この問題が発覚し私達が介入してから
およそ2ヶ月。
本当に初めての事だらけで
一言でいうと、辛いとしか言いようがなかったです。
テレビやネットでは見た事がありましたが
まさか自分達が、このような大きな現場に
関わるとは思っていなかったです。
まずどうすれば解決できるのか
行政、私達スタッフ一同、頭を抱えながら
日々を送っていました。
今までの活動経緯で、皆様も
ご存じとは思いますが、少しづつ、おばあちゃんの
気持ちを聞きながら、解決に向けて手探り状態でした。
そんな中、まずは現場の改善に向け
動こうとスタッフ総出で悩みながらでしたが
現場に足を運んできました。
ですが本格的に進めるにも、
あの過酷な現場の改善となれば
草刈り、糞尿まみれの家の中の清掃、ゴミ廃棄
犬達のケアー、3ケタに上る予算が必要という事実が
突きつけられていました。
今の私達には、何とかしたくても
手が出せない現実を、突きつけられたような
気がして、絶望感、脱力感が一気に押し寄せてきていました。
いつも、いつも助けられている中の
長崎 Life of Animalなのに、またしても
莫大な予算の募金の呼び掛けする事も
できずにいました。
そんな時、私達の元に
全国規模のメディア制作会社からの
オファーがありました。
現場の改善に向けて、一緒に
やらせていただけないかという内容でした。
驚きとで頭の中が、いっぱいでしたが
まずは、電話で事情を聞き、話をしました。
私も見た事があった番組だったので
内容は把握できました。
電話で話していても、まずは現場の状況や
おばあちゃん自身にも会い、話をしようと
東京から会いに来て頂いていました。
おばあちゃん自身も今の環境を変えていきたい
何とかしたいと強く思うようになってきていたのですが
やはり予算の問題、人手不足など、私達も
もちろんですが、おばあちゃん自身も悩んでいました。
そして今回、番組として一緒にやりたいという話を
おばあちゃんに告げると、最初は困惑していましたが
『OK』が出ました。
ただし、顔は出さない事、長崎というのは
番組では隠す事を条件で、犬達を救う為と
大清掃が行われる運びとなったんです。
本来は、もっと早く皆様にお伝えしたいと
思っていたのですが、当初おばあちゃん自身が
テレビの事を公にしてほしくないという気持ち、
そして番組側の制作の関係上、伝える事が今になって
しまいました。
本当に申し訳ありません。
ただ、どうしても私達の力だけでは
どうにもならないくらいの現場の悪環境で
整備するにも限界が見えていたので、今回
番組と一緒になり共同で改善に向けて動けた事に
ありがたく思っています。
今、ここに改めて
その時の、様子をつづりたいと思います。
私達仲間も、連日の暑さと
本格的な整備に、掛け声をかけながら
スタンバイしていきました。
消毒薬の準備、リード・首輪の準備
慣れていない子ばかりなので、咬まれないように
慎重に進めていきました。
こんなにも沢山の長靴の数。
総勢30名以上のスタッフと共に
3日間ギリギリの作業です。
大掛かりな整備だったので
人間や犬達に事故がないように
進められていきました。
撮影中も、私達は私達で
作業を進めていかないと、追いつきません。
風呂場やトイレも、凄まじい状態で
おばあちゃんも、お風呂に入れない状態が続いていました。
大量のゴキの発生の中、念入りに
磨き上げていきました。
それからトイレ
本音は泣きたくなるくらい辛い作業でも
一生懸命、作業をしている姿を見て、おばあちゃん
自身も申し訳ないと話していました。
でも誰ひとり、辛い、きついなど弱音を吐かず
『気にしないで良いよ~!!綺麗になったら
もっともっとすごしやすくなるからね~!!』と
笑顔で接していたのが本当に印象的でした。
おばあちゃんも、おばあちゃんで
おしゅんと一緒に作業をする事もありました。
あまりハードに動いて心臓に負担がかかっても
大変なので、なるべく椅子で作業を見守ってもらいながら
お昼には、yokoさんとお弁当を食べたり、話をしたり
今後の犬達の事を話したりしていました。
どんどん作業は進みゴミだけでも、
相当な数というかトラック2回分の量が出ました。
辺りは暗くなり、あまり遅い時間になると
ご近所の皆様の、ご迷惑にもなるので
一旦作業は終わらせ、また後日。
最終日も、早朝から準備は進み
スタッフさんとも最終打ち合わせ。
最終日はシャンプーや、犬を中心に
ケアーしていく日だったので、私達も
一緒に番組に参加しました。
おばあちゃんにも側で見ていてもらいながら
初めてのシャンプーに、犬も気持ち良さそうやねなど
口にしていました。
作業の合間のお昼ご飯は
スタッフと一緒に食べるのが、おばあちゃん自身も
嬉しそうでした。
作業中、おばちゃんが常に口にしていたのが
『感謝、感激』という言葉です。
自分では、どうしようも出来なかった事や
犬を想う気持ちはあっても、避妊・去勢を
していくという行動になれなかった事を
切実に話していました。
でも、こうして
ようやく本格的に動き出せ、多くの仲間
協力者の元で実行できている事に
感謝、感激ばかり口にしていました。
きっかけは苦情からだったかも
しれませんが、この出会いがあったからこそ
おばあちゃんや犬達が救われていく事に
繋がりました。
最初の頃を思い出しても
壮絶で、酷で、逃げたいなぁという気持ちでした。
しかし、逃げなくて良かった。
壮絶で酷を乗り越えるという気持ちに
変わっています。
撮影が終わり、それで終わりではありません。
これからが本当の第2歩目、3歩目の
スタートです。
私は、明日の譲渡会準備があるので行けませんが
今日も他スタッフは現場での作業をしてくれています。
きっと皆の願いは届き
ここにいる子達にも素敵な家族が見つかりますよう
まだまだ頑張っていきます<(_ _)>
番組情報に関しては
次の記事に書きたいと思います。
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