このワンちゃんは、10年1月初旬に保護されました。
若くて見た目も可愛く、私達は譲渡が決まるのが
早いだろうと予想し、チラシの候補にも入れていませんでした。
ところが・・・
職員の方の話によると、首輪にリードを着ける時
「嫌がり、咬むそぶりがある」とのこと、
「躾に慣れた経験者の方じゃないと譲渡は難しい」と
センターの所長に言われ、正直信じられませんでした。
私たちがこの犬と会っていた時は、攻撃的な表情を全く見せず
人なつっこい印象しかなかったからです。
犬舎の中が怖いから、そんな行動に出てしまっているのか?
何が原因で攻撃行動にでるのか、全くわからずにいました。
しかし、万が一を考え、ふれあうときは慎重に
接するようにしました。
センターの職員の方の指導のもと、茶白にリードをつけて、
駐車場をプチ散歩しました。
このときも、かなり気を配って、茶白とふれあいました。
このままでは・・・不安でしかたありませんでした。
実際に、咬まれてしまえば
私達の活動にも支障がでてしまう・・・
私生活でも大変になってしまう・・・
こんな事を頭がよぎるものの、咬む犬にしたのは
人間であり、躾をしなかった飼い主が悪い!
ワンちゃんには何の責任もない!
この子に残されたチャンスは無いんだろうかと悩みました。
そこで以前、お知り合いになった、元ドックトレーナーSさんに
「一度、茶白の行動を見ていただけないか」と相談しました。
Sさんが「行きましょう」と言ってくださったので、その後一緒にセンターに行ってきました。
まずは犬舎の檻ごしから触れ合い、ジャーキーを
あげて反応を見ました。
その後、Sさんが犬舎の中に入り、茶白と接して、
落ち着いてることを確認し、
茶白にリードを着け、しばらくして犬舎の外に出しました。
しかし・・・駐車場に出て、Sさんがリードを引いた途端
足やら手を本気でガブッ!
凄い勢いで威嚇していました。
愛ぽんと職員の方は、あまりの変貌ぶりに怖さで近くには
寄れず、後から距離をとってついて行く状態でした・・・
その後も人間が主導権を持つ散歩をすると
何度も咬みついてきました。
茶白の行きたいように散歩させると
咬む行動は見られなかったんですが、
少しでもリードを引いたり、早足になると
もの凄い顔に変わり咬みついてきてました。
しかし、Sさんは動揺する事も全く無く
茶白と接していました。
その後、一通り茶白を見て頂き
犬舎に戻し、Sさんの足を見てみると
歯型がくっきり・・・内出血してました・・・
おまけにGパンも破れ、上着のウインドブレーカーも
破れていました(´;ェ;`)
その現場、状況を見て
センターの職員の方、Sさんの判断で
「今回は一般譲渡は無理、よっぽど犬に慣れている方
じゃないと、譲渡は出来ない」
と判断されてしまいした。
今の私達には、どうする事もできない・・・
現実に、正直、今回は諦めるしかないと
思っていたんです。・・・。
この後の詳細は、一部ご存知の方も
いらっしゃいますが、別記事で書く予定ですm(_ _"m)ペコリ