肉包不吃肉さんの代表作『二哈和他的白貓師尊』
楚晚寧♂(師尊)と墨燃♂(弟子)の愛の物語
簡単な紹介です。(少しネタバレあり)
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クズで暴君の「墨燃」は愛する人を見殺しにされたとして、師尊である「楚晩寧」を憎み、
彼を散々’’凌辱’’して死に追いやったあと、自殺するところからスタートします。
自殺した後、目を開けてみると、師尊に弟子入りしたすぐの頃に戻っていました。
(厳密にいうと、生まれ変わりではなく、時が戻った感じなのですが、
ここではわかりやすく「前世」と「生まれ変わった後」でいきます。)
前世と同じようにいろんな事件が進んでいく中で、
知らなかった事実、隠されていた事実が次々に明らかになり、
今までずっと師尊のことを誤解していたことがわかり、
そこからはワンちゃんみたいに師尊に尽くします
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《読みどころ》
①師尊「楚晩寧」は弟子である墨燃のことが大好きなのですが、
弟子である以上、そんな気持ちを持ってはいけない...と自分の気持ちを押し殺します。
その叶わない気持ちと、押し殺し方が本当にこちらまで心が痛みます
②墨燃は師尊「楚晩寧」のことを、世の中で一番憎い人だと思っているのですが、
生まれ変わる前、師尊を散々凌辱したので、師尊を見る度に身体が反応してしまって、
(体は正直!!)そんな自分にイライラしたり...
途中から、それは「好き」なんだって早く気づいて
って思ってしまいます
③中盤から、奥手で臆病すぎる師尊「楚晩寧」と、
師尊のことが好きなんだと気づいた墨燃の距離がだんだん近づくのですが、
なかなか言い出せずに、けどお互いのことを意識しすぎてしまって、
そのもどかしさが十数話続くのですが、もう焦らされて焦らされて、腐女子の心が持ちません
早くくっついてと叫びながら読んでました。
④告白シーン、もう絶対読んで
もう焦らされただけあって、とっても満たされます
やっと墨燃が勇気出して告白したのに、楚晩寧がびっくりのあまり、色々謙遜するのですが、
それがまた可愛くて悶えます
⑤もう最初割とすぐの頃から、回想としてエロが時々挟まれていて、飽きないです
数ページにエロが一回挟まれていて、もうほんとすき好きな人は絶対ハマると思う。
温泉に浸かりながら...
外で...
目の前に他の人がいる中で隠れて...
もういろんなシチュエーションがあります飽きません。こちらまでハラハラします
⑥後半、前世の暴君「墨燃」が生まれ変わった後の世界にやってくる箇所があるのですが、
暴君「墨燃」の「楚晩寧」に対する臆病すぎる愛情に、キュン死にします
ストーリーも割としっかりしていて、
スケールが大きくて、壮大で、他の登場人物も心理描写が丁寧に描かれていて、
読み応え充分です!
こちらの記事で、『二哈和他的白貓師尊』と作者が同じ『餘汙』だと、
個人的には『餘汙』の方が好きと紹介したのですが...
その理由は、墨燃が楚晩寧以外の人と関係を持ったからです
前世の墨燃はクズの設定なので、そんなことがあってもおかしくはないのですが...
気持ちが入ってても入ってなくても、個人的には、
主人公は何があっても身も心もただただ、そのお相手だけのものであってほしい...
そう思うのです。。。
そこだけが個人的な残念ポイントです!
でも、『餘汙』より断然エロはこちらの方が多く、見応えがあります
『二哈和他的白貓師尊』をドラマ化したのが『皓衣行』なのですが、こちらはなかなか放送されず...
エロが多めの小説なので、映像化するとどうなるのか、
エロを抑えると全く違う物語にならないか、ちょっと不安です。
でも読みながら、皓衣行の楚晚寧(羅雲熙)と墨燃(陳飛宇)で想像していました
ほら、ビジュアル完璧
羅雲熙好きすぎる