
既に身近なところでも使われている生体認証技術ですが、代表的な生体認証を利用したサービスといえば、三菱東京UFJ銀行さんが数年前に導入した静脈認証というものですね。
これはどんな技術かというと、手のひらの静脈情報をキャッシュカードのICチップに記録し、これと本人の静脈を比較することにより本人確認を行っています。
UFJさんの賢いところは、サーバーにお客様の静脈情報を記録し保持しておくと今般の年金機構の情報漏えいのごとく、書換不可能な個人の静脈情報が漏えいしてしまうリスクが懸念されたためキャッシュカードのICチップに情報を保持させた点です。
生体認証技術で一番の問題点は上述した通り、一度漏えいしてしまうと“変更が効かない情報”ということ。文字列のパスワードであれば情報漏えいが発覚した時点でパスワード文字列の変更を行えば事なきを得ることは可能ですが、人間の毛細血管の配置を変えることは不可能ですよね!?
このウィークポイントをどのように克服するかによって、今後の生体認証技術が進んでいくと思われますが、このたび海外の研究者により人間の脳波もパスワードに使えるとの論文発表がなされました。
現時点での精度は特定率94%とのことですが、脳波測定であれば非接触型センサーで読み取ることも可能になると思いますので利便性は大幅に向上しますね!!
これも夢の技術ですね~。
生体認証に使われる情報を参考のためにいくつかあげて締めくくります!
・静脈情報
今回の投稿記事で取り扱ったもの。
・虹彩情報
人間の目の瞳孔の周りにある放射状のパターンを利用するもの。
・指紋情報
指先の諮問パターンで個人を特定する昔から使われてきたもの。
・声紋情報
「ひらけ~ゴマ」と言えばセキュリティが解除される分かりやすいもの。
・顔形情報
顔認証技術として知られているもの。
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