アナエロビックはもはやデファクト? ~エチオピア グジ アナソラ / グリッチコーヒー | 人生を豊かにする体験の旅路のブログ

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購入後にアナエロビックであることに気が付きました。
店員さんからの説明はなかったことから、
こちらのロースターさんではアナエロビックは
説明不要のカテゴリーということなのでしょう。
少し構えておりましたが、人工的な造り過ぎ感はなく、
むしろ好きな味でした。

なぜ構えたかの理由を考えていたところ、
過去に飲んだインフューズドコーヒーと混同して
いたことに思い至りました。

アナエロビックは、密閉して空気に触れさせない、

嫌気性の微生物のみによる発酵で風味を形成する

手法です。
「嫌気性発酵処理」はもともとはワインの醸造で
行われている手法でありアロマティック重視の
ワインは収穫したブドウを酸素と触れ合わせない
ようにします。

他方、インフューズドコーヒーはフルーツの
果肉を用いて風味を加えたコーヒーです。
例えば、ピーチの果肉を投入することで
独特の甘み・酸味・香りを加えます。
正直コーヒーを飲んでいる気がしませんでした。

アナエロビック処理されたコーヒーは、
そのものを認めるかどうかの論争もあるようです。
今回違和感がなかったのは、別ロースターさんの
同じ生産者で提供していた味に近かったからです。

仮に、同一の豆でナチュラル精法とアナエロビック
処理されたものを比較して、同じように美味しかった
場合はどう評価されるのでしょうか。

前者の焙煎技術が評価されるのか、
後者の工夫が評価されるののでしょうか。

もしくはアナエロビックでなければ豆の
ポテンシャルを引き出せないケースがあるのか?
今度バリスタさんに聞いてみよう!



エチオピア・グジ・アナソラ /  グリッチコーヒー 
Ethiopia Guji Anasora /GLITCH COFFEE & ROASTERS 
焙煎日12月28日→焙煎後13日後開封

1)かすかにイチゴの香り
  
2)抽出時にもベリー系の香り
  
3)スモーキーなシナモン感が残る



ロースター表記)
EthiopiaのGujiにあるAnasora Washing Stationから
コーヒーが届きました。
品種はエチオピア原種です。

小規模生産農家から運び込まれたチェリーの生産処理
を行っています。
品質向上に向けて、様々なルール作りを行っており、 
持ち込まれたチェリーは、プロセス前に再度ハンド
ピックが行われ、未熟豆、過熟豆は取り除き、
均一性の高い完熟のチェリーのみを厳選し、
Washing Station側がチェリーの受け入れを行います。

今回の精製方法は、Anaerobic Natural Slow Dryです。
バルブのついたビニール袋(布団圧縮袋のような袋)に
チェリーを投入し、酸素を脱気した状態にして、
Washing Station内の保管庫で嫌気性発酵を行います。
昼夜の発酵具合と温度に注意しながら、内部に発生した
ガスを定期的に抜いて、3日〜7日かけて行っていきます。
豆のPH値と色味、香りを確認しながら最終的な判断をします。

GrapeやRed Wineを彷彿させる濃厚な味わいに加え、
CacaoやRaisinを連想させる複雑で滑らかな味わいを
お楽しみください。

Variety: Heirloom
Altitude: 1,700-1,720m
Processing: Anaerobic Natural Slow Dry
Tasting notes: Grape, Bubble Gum, Red Wine, 
Cacao, Raisin, Black Berry, Smooth