セールスパーソンへ勇気の言葉~今の時代、“売る”能力だけでは通用しません。 | お金と心を動かす会話術 | 浅川智仁

お金と心を動かす会話術 | 浅川智仁

セールスとは、「センスの科学」です。
センスを上げながら、仮説と検証の精度を上げる取り組みを続ければ、結果は自ずと変わっていきます。

センスの上げ方や仮説の立て方を、あらゆる角度からご紹介します。

ぜひお気軽にのぞきに来てください。

■ 今の最高を古いと思えるか?!



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「君子は時に従う」

(孔子)

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ラットイヤーとまで称される変化の激しい現代、2000年以上前の孔子の言葉は、圧倒的な響きを持って僕たちに迫ってきます。










僕が最も尊敬する坂本龍馬もこの言葉を使っていたようですが、この概念にどれだけ重要感を覚え、それを実際の行動に移していくかということは、21世紀を生きる僕たちの必須条件となると思っています。












■ 手段は臨機応変に




求める結果や原理原則をコロコロと変えてはいけませんが、それを達成するための手段というのは、時代や状況に合わせて変化させていかなければなりません。


時々刻々と激変する社会情勢において、頑なに変化を拒むのは実はとても危険なことです。


坂本龍馬も「市民が平等に生きる社会を創る」という志を実現していくために、その手段を幾度も変えていきました。


勤王の志士として奔走しながら、突然幕僚の勝海舟に弟子入りしたのは、目的達成のために、最も近道な手段を選択できる彼の柔軟な思考が最も現れたエピソードです。




■ 朝令暮改を勇気と捉える



「朝令暮改」とは、このケースから言うと、
それほど問題ではありません。


むしろ、新しい考えや指針を柔軟に受け入れられるということは、勇気ですらあるのです。



僕たちの生きる高度情報化社会は、
変化スピードが益々上がっていくことは明らかです。


昨日の正義が今日の正義にならないことに、
今後僕たちは幾度も直面することでしょう。


そのような変化に惑わされず、
リーダーとして結果を出していくためには、軸を守りながらも手段は柔軟に選択していく、そんな思考が非常に大切になってくるわけです。





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■ 今日の最高傑作を、明日は疑えるか?!



そのためには、今日の最高に浸っていてはダメだと僕は思っています。


21世紀は、ビジネスが即死する時代と言われています。


時々刻々と革新するテクノロジーを前にすると、昨日までの勝ち組企業が、気づけば衰退期に入っていくという目まぐるしい現実を、僕たちは当り前のように目の当たりにします。


今日の最高を疑い、明日の最高のために改善と改良を繰り返す。


個人・法人問わず、このマインドを持たない限り、安定を享受することは出来ません。




常にセールストークを磨く努力をしましょう。

常に市場の変化に目を配りましょう。

常に顧客心理に仮説を立て、研究を続けましょう。


今を生きるセールスパーソンは、“売る”能力だけでは勝ち続けることは出来ません。





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~人生はデザインするもの~
ライフデザインパートナーズ株式会社
代表取締役 浅川智仁