こだわることと、売れること | お金と心を動かす会話術 | 浅川智仁

お金と心を動かす会話術 | 浅川智仁

セールスとは、「センスの科学」です。
センスを上げながら、仮説と検証の精度を上げる取り組みを続ければ、結果は自ずと変わっていきます。

センスの上げ方や仮説の立て方を、あらゆる角度からご紹介します。

ぜひお気軽にのぞきに来てください。

■ エジソン、発明のモットー



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“Anything that won’t sell, I don’t want to invent. Its sale is proof of utility and utility is success.”

「売れないものは発明したくない。売れることが実用性の証明であり、実用性が成功を意味する」

(トーマス・A・エジソン)

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発明王エジソンが持っていた発明のモットー。


創造性や芸術性の「可能性」と「限界」に関して表現された、
非常に含蓄のある言葉です。











■ 「ユニクロはファッションではない」?!




僕が大学生だった13,4年前、
ユニクロの名が爆発的に世の中を席巻し始めていた頃、大衆受けするファッションを揶揄するこんな言葉を、よく見つける機会がありました。



創造性と大衆性…。


いつもいつも、この両立については難しいと考えさせられます。


その命題に関して、“発明王”エジソンは明確に答えてくれています。











■ エジソンにとって価値ある発明とは



エジソンにとって「創りたいものを創る」
ことには価値がありませんでした。


なぜならそれでは、ただの自己満足にすぎないという確固たるプロフェッショナリズムがあったからです。


エジソンにとって発明という創造は、「売れるものを創る」
からこそ価値があったわけです。











■ 世の中に認められてこその価値



売れないということは、
簡単に言うと世の中に認められていないということです。


更にドラスティックな言い方をすれば、世の中的に言うと無価値ということにもなってしまいます。


エジソンといえば「発明家」と即座に連想されがちですが、
実はかなりのビジネスマインドを持っていたことが、この言葉からも分かります。


ときとして、「売れなくても良い物を創る」という趣旨の言葉を耳にすることがありますが、このマインドで幸せになれる人は残念ながら多くはいないでしょう



「良いもの」とは、多くの方々に受け入れられる、つまりは売れるからこそ、それが「良いもの」であるということが客観的に分かるわけです。





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~人生はデザインするもの~
ライフデザインンパートナーズ株式会社
代表取締役 浅川智仁