決心できない人の陥る思考習慣 | お金と心を動かす会話術 | 浅川智仁

お金と心を動かす会話術 | 浅川智仁

セールスとは、「センスの科学」です。
センスを上げながら、仮説と検証の精度を上げる取り組みを続ければ、結果は自ずと変わっていきます。

センスの上げ方や仮説の立て方を、あらゆる角度からご紹介します。

ぜひお気軽にのぞきに来てください。

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決心する前に完全な見通しをつけようとする者は決心することができない」
(アンリ・フレデリック・アミエル)
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スイスの哲学者であり詩人の
アンリ・フレデリック・アミエルからの一言をご紹介します。










良質な『決断』に必要な思考が表現された言葉です。








「直感に頼らず、よくよく考えて行動すべきだ」


何かを決断する際、僕
たちはこのように教えられてきたように思います。



より良い決断をするためには熟慮が必要だという最もらしい
考え方です。





しかし、とても興味深いことに、成功者と呼ばれる人たちは、行動を起こす際の『決断』に余り時間を使いません。


むしろ、直感を圧倒的に大切にするという傾向があります。









正直なところ、これ僕自身も最初は上手く理解することができませんでした。



しかし、その通りに『決断』するようになってからというもの、
流れが大きく変わったことを日々実感しています。







簡単に言うと、『熟慮』とは、理性に従うものであり、その理性とは社会的な制度や常識の囲いの中で育まれるものです。


ただ、よく考えてみると、昨日の常識が、明日には否常識になっていることは往々にしてあります。


34年間という僕の人生においてでさえ、それはたくさん目にしてきました。







ところが、
直感とは自分の感性から生まれたものであり、それはひどく本能的で、かつ不変的なものです。




「やりたいか、やりたくないか」─。


これは他の要素の介在の余地がありません。








自動車を運転すると分かりますが、一番力が必要なのは、初速を出す時です。


人生における『決断』も全く同じで、
一歩目が一番力を必要とします。


既成概念や社会的常識に従うのか、
それとも自らの本能的な力に従うのか。



この『決断』に至るまでの微妙なプロセスの違いが、
人や環境から影響を受けて生きる側≫と、逆に影響を与えて生きる側≫への違いを生み出すわけです。












~人生はデザインするもの~
ライフデザインパートナーズ株式会社
代表取締役 浅川智仁