風林火山から学んだ人生戦略 | お金と心を動かす会話術 | 浅川智仁

お金と心を動かす会話術 | 浅川智仁

セールスとは、「センスの科学」です。
センスを上げながら、仮説と検証の精度を上げる取り組みを続ければ、結果は自ずと変わっていきます。

センスの上げ方や仮説の立て方を、あらゆる角度からご紹介します。

ぜひお気軽にのぞきに来てください。

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その疾(ハヤ)きこと風のごとく、

その徐(シズ)かなること林のごとく、
侵掠(シンリャク)すること火のごとく、
動かざること山のごとし

(『孫子』の兵法より引用)
意味;疾風のように行動するかと思えば、林のように静まりかえる。燃えさかる火のように襲撃するかと思えば、山のごとく微動だにしない。

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今日は『孫子』の兵法より、作戦行動の要諦を語った言葉をご紹介します。










私自身、この言葉から人生を生き抜く知恵を強く学んでいます。





戦国最強の騎馬軍団を率いた武田信玄は、あの諸葛孔明も座右の書とした世界最古の兵法書『孫子』の兵法を幼い頃より研究し、そこから多くを学び取ったと言われています。

また、冒頭の言葉から
「風林火山」の四文字をとって旗印としたことは、広く知られていることです。










山梨県出身の私にとって、信玄公は幼い頃からとっても身近な地元の英雄でした。

甲府駅にある銅像を見るたびに、どれだけ誇りを感じたかわかりません。










その武田信玄を、私はモデリングし、
マネジメントに携わっていた際に、この概念を取り入れるように努めていたのです。





この「風林火山」の基本原則は、「静」と「動」
の対比に他なりません。

守りについた時には、どっしりと腰を落として守り抜き、一度攻めに転じた時には積極果敢に行動する。


つまり、動いてならない時に軽挙妄動したり、動くべき時にためらって行動を起こせないということでは、チャンスを失うだけでなく、ピンチの傷口も開いてしまう悪循環に陥ってしまうわけです。





私は、この考え方を、
人生における原理原則の一つに置いています。

何をやっても上手くいく時もあれば、
そうでない時もあるのが人生です。
状況を俯瞰し、その状況に即した行動が取ることが、その後の展望を大きく変えて行く。




「風林火山」の言葉が示すように、
私たちは森羅万象の中で循環しながら生きています。

2500年ほど前にできた『孫子』の兵法、
そして故郷の英雄武田信玄から、私は人生戦略の要諦を学んでいます。







~人生はデザインするもの~
ライフデザインパートナーズ株式会社
代表取締役 浅川智仁