人間心理に関わるこの原則の深い意味を理解している人はあなりいないように思えるんだよ。「黄金律」については、他人に対して、自分がその人だったらしてもらいたいようなことをするという意味であって、自分がしてほしいことを前もって他人にしておく、と言う意味ではない。
（アンドリュー・カーネギー）
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「自分がしてほしいと思うことは何でも、あなたがまず人にしなさい」と言う黄金律。
これを初めて知ったのが２１歳の時。
忘れもしませんが、圧倒的に未熟だった当時の私は、正直なところ、強烈にガッカリさせられました。
「何を今更、こんな綺麗事を…」と思ってしまったわけです。
ところが、その深い意味を知るにつれ、その感想がものすごく浅はかだったことを思い知らされます。
更に付け加えれば、この考え方なくして永続的な成功を手にすることは出来ないということがハッキリとわかるようになりました。
クレジット（信用）という概念が、資本主義システムの発展飛躍を生み出した一つの大きな要因ですが、その信用とは、普通、自分がしてほしいことを実践する者に付与されるものです。
であれば、この黄金律を実践することこそが、成功へのレールに乗ることが出来る不可欠な事だと理解できるわけです。
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「黄金律の実践」による真の恩恵は、親切を受けた人が直接相手に返すのではなく、それを施した側に自然にもたらされるんだよ。良心が力づけられ、心が安らぎ、ほかにも健全な人格の特性が備わって来るのだ。これらの要素は、友情や富を長続きさせ、人生をさまざまな形で好転させる。（中略）
「黄金律」の働き方について、よくこうした誤解が生じるのは、規律に従うことで自分が得る恩恵を、親切を施した相手から直接返してもらうものと考えるせいに違いない。これらの恩恵は、まったく別のところからくるかもしれないのだがね。
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全ては自分自身との問題である。
また、私はこれを知って以来、黄金律を実践する過程において、まったくと言っていいほど相手からの見返りを期待をしなくなりました。
相手が同じ質量返してくれなければ満足していなかったのが、昔の私です。
しかし、「全て自分自身との問題」と知った今、自分の人格レベルを上げることだけにフォーカスして、黄金律の実践をするように心がけるようになったわけです。
ところで、この黄金律を、その人生において実践し続けた偉人として思い浮かぶのが、マザー・テレサです。
実際、マザー・テレサはこの原則に立った生き方を、「あなたの中の最良のものを」という詩で表現しました。
以前私のブログ（『マザー・テレサの言葉』）でもご紹介したことがあるのですが、ご関心のある方は、その圧倒的な言葉、ぜひ味わってみてください。
■ Ｋ，Ｙさん （女性/３２歳）
黄金律の意味がより深く理解できました。知っているだけではダメで、実践を通して初めてつかめるということを改めて自覚できました。
ちなみに、この勉強会に参加するようになって、自分に対する質問の質に気を付けるようになりました。
■ 匿名希望 （女性/４０歳/営業コンサルタント）
「お金がほおっておけない人格を創る」という言葉が響きました。この黄金律を実践し、心のバランスを豊かにしていきたいと思います。
■ 匿名希望 （男性/３６歳/医師）
エンスージアズムの回に参加したとき、「単純労働のような取るに足らない仕事の中にチャンスの女神が眠っている」ということを浅川さんから学び、それ以降、日頃の単純労働にも有意義に取り組むことが出来るようになりました。
■ Ｍ，Ｍさん （男性/３１歳/学校職員）
「黄金律」の言葉と意味は今まで何度も聞いていましたが、それがそのまま「自分の人格を成長させるためのもの」という自分のためのものであり、それ以外の何のためのものでもないということを今更ながら学びました。これでやっとシンプルに、善いこと、人がして欲しいだろうな～と思うことが出来そうです。
■ 黒田清久さん （６２歳/不動産業・講師業他）
多くの人に接したり、いろいろな場面に出会うと、理不尽なことが約１％くらいある。これを電波障害と考えると良いというのはとても参考になりました。
「自分がして欲しいことを、まずは他人にしてあげよう」という考えを持ち、今まで一貫して他人と接してきたので、今日は自分が成功した究極の元を知った気がします。今後はさらにステップアップしていきます。
■ Ｓ，Ｍさん （女性/ビューティーカラーセラピスト）
今朝の１分間スピーチで話した「承認」は浅川さんの存在そのものです。それは、「見る・聴く・話す・名前を呼ぶ」と言う承認です。それを常に実践してくださる浅川さんはステキです！！
■ Ａ，Ｈさん （男性/２６歳/営業）
「黄金律」を初めて聞いたときは「何だ、こんなことか」と考えてしまいましたが、今日読み解いていくうちにその深さにハッとさせられました。「正直者は損をする」と言う趣旨の言葉は頻繁に周りで言われたりしますが、それらは何だったのかと疑わずにはいられなくなりました。
～人生はデザインするもの～
ライフデザインパートナーズ株式会社
代表取締役 浅川智仁