イチロー選手の趣味 | お金と心を動かす会話術 | 浅川智仁
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「野球を趣味か、仕事か、と聞かれれば僕の場合は限りなく趣味に近いです」
(イチロー)
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ここ数試合、イチロー選手のバッティングが火を噴いていますね!!
今日は、そのイチロー選手の弛まぬ探求心と際限のない向上心の源泉が垣間見える一言をご紹介します。
イチロー選手は、本番のための“準備”に、プライベートを含めた全てを捧げています。
その類まれなストイックさを揶揄する声を聞かないこともありませんが、イチロー選手にとっては、それ自体が何よりも楽しい趣味になっています。
私は、冒頭の言葉に初めて触れた時、非常に救われた思いがしました。
何故なら、私にとっても仕事は、限りなく趣味に近いものだからです。
会社員時代には、趣味を持つ必要性を説かれたこともあったのですが、どうしても全てが仕事に関連付けられてしまうことで、変な話ですが、多少のコンプレックスを感じていた時期があったんです。
ところで、『趣味』とは「専門家としてではなく、楽しみとして愛好とする事柄」(岩波国語辞典)と辞書にはありますが、私はこの「専門としてではなく」という所が、非常に重要な点だと感じています。
結局のところ、アウトサイダー的視点で自分の仕事や業界を見ることが、イノベーション(革新)的発想を生んでいきます。
こうした事実は、歴史を紐解くと枚挙にいとまがありません。
イチロー選手もプロに入団した当初は、その独特なフォーム(振り子打法)が専門家からは理解されず、矯正を促されたこともあったようです。
しかし、業界にある固定概念よりも自分のやり方を誰よりも信じ、その探求に楽しみを持ちながら取り組んできたからこそ、今の世界的成功が実現させたことは疑う余地がありません。
仕事で生じる問題解決や成長のプロセスに楽しみを見出すこと。
これが、価値あるキャリアを築く上で最も大切な要素だと私は確信しています。
~人生はデザインするもの~
ライフデザインパートナーズ株式会社
代表取締役 浅川智仁