こんにちは(^-^)/
モチベーション・マネジメント・コーチの浅川です。
2000年に放送された大河ドラマ『葵~徳川三代』を最近観ているというのは、
先日のブログ記事 で紹介させていただきましたが、
「はっ」とさせられるワンシーンがあったのでシェアさせていただきます。
大御所・徳川家康が、二代将軍秀忠に問うシーンでした。
「国家とは何ぞや?」
困惑の表情を浮かべながら、秀忠は答えます。
「国家とは、領民を慈しみ、国を統治していくことです・・・」
「それだけか?」
と大御所。
「・・・」。
期待している答えがなかなか返ってこず、痺れを切らした家康は言います。
「国家とは、仕組みである」
「良い国家には、良い仕組みがある。故にその良い仕組みを作ることが肝要である」
この言葉を聞いた後、秀忠は国家の強固な仕組みを作るべく様々な法度(法律)を作ります。
・武家諸法度
・禁中並公家諸法度
・寺院諸法度
これらの法度が、260年続く江戸幕府の礎になったことは言うまでもありません。
このワンシーン、ものすごく含蓄のあるものだと強烈に感じました。
仕組みがガチガチになることによって閉塞感が生まれてしまうことは事実ですが、
仕組みがない状態では混乱が生まれてしまうことは疑う余地のない事実です。
明確な国家ヴィジョンを持ち、それを体現するための仕組みを生み出したことこそが、
260年もの長きに渡る太平の世を築いけた大きな要因といえるでしょう。
という視点で今の政治を眺めてみると、
どうしても「誰がいけないんだ」という犯人捜しになっているように思えてなりません。
そこには、仕組みについての議論がなかなか生まれず、
誰がやっても何も変わらない現状を生み出す最大の要因になっているのだと感じます。
「誰がやったのか?」と質問する限り、この現状を打破することはできないでしょう。
そうではなく、
「なぜそれが起きたのか?」
と質問することで、仕組みや構造の問題に焦点が向かっていきます。
江戸幕府が終焉を迎え、新しい時代の扉をこじ開けた明治維新。
これも、仕組みを変える動きでした。
誰がやるのか、という各論ではなく、何をやるのかと言う総論で動いたからこそ、
時代は大きく変わったのだと思います。
今、私たちが問うべきこと。
強烈に、家康公からメッセージを受けました。
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ナポレオン・ヒル財団アジア/太平洋本部認定講師
~人生はデザインするもの~
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代表 浅川 智仁