ノルウェイの森 | お金と心を動かす会話術 | 浅川智仁

お金と心を動かす会話術 | 浅川智仁

セールスとは、「センスの科学」です。
センスを上げながら、仮説と検証の精度を上げる取り組みを続ければ、結果は自ずと変わっていきます。

センスの上げ方や仮説の立て方を、あらゆる角度からご紹介します。

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本日2回目の更新です。






昨日、公開以来ずっと行きたかった『ノルウェイの森』をついに観てきました。






まず結論から言うと、この映画を観るのは小説を読んでからの方が絶対に良いです。



でないと、正直なところ、あの映画を楽しむことはできないのだろうと思いました。








当然観る前からの懸念ではありましたが、



あのボリュームある大作が、2時間ちょっとの作品になるのは困難です。






案の定、かなりの部分が端折られていて、



小説の読者からすると、「そこには触れないのか!」という部分がいくつもありました。



物語を知っていないと理解は難しいだろうと思えた場面があったのは正直な感想です。







しかしそうは言っても、春樹ファンの私にとって今回の映画は、



その世界観に触れられる幸福な時間だったことには間違いありません。







なんと言っても、言葉が美しいんです






主人公ワタナベを中心に、常に文語体(書き言葉)で語る登場人物に、



若干の違和感を覚えながらも、やはりそれはそれで心地いいから不思議でした。





加えて、音を一切使わない演出が随所にみられ言葉がどんどん染み込んできます




まるで一人家のソファに座り、



小説のページをめくっては目を閉じてその映像をイメージしている、



そんなふうに感じることが何度もありました。






1日経って振り返ってみても、やはり言葉の美しさが特に残る『ノルウェイの森』






村上春樹という小説家の魔力を、改めて実感した気がします。











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