レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452-1519)作『モナ・リザ』は人類への警告です。


ダ・ヴィンチは晩年、大洪水の絵しか描いていません。


これは、人類がこのまま宇宙の秩序を破れば、終末が来る事を予言しています。


その事を警告するために描かれたのが『モナ・リザ』(画像)です。



瞳…「思い込み」「目の錯覚」の暗号。

右目が正面を向いているのに対して左目はやや左を向いています。

思い込みによりどちらの目も正面を向いていると錯覚しがちです。

生物の中で目の錯覚を起こすのは人間だけです。

これは発達した脳(大脳新皮質)が真実に対して「解釈」を後付けするからです。

ほとんどの人が「ありのままの世界」を見ていない事を示唆しています。


雲…「心の曇り」の暗号。

「欲求や感情に操られる側から操る側に移り、心を綺麗にしなさい。」というメッセージが込められています。

本当に澄んだ心を持てた時、この世の中のものすべてに対して愛と感謝の気持ちでいっぱいになり、幸福感と充実感で満ち溢れます。


海や川を流れる水…「命の源」「循環」「意識」「自然の流れ」の暗号。

命の源→生物は海で誕生したと考えられ、すべての生物にとって水が必要です。

水の大切さを伝えています。

循環→生態系の循環や原子の循環など、「すべてはつながっている」という事を意味しています。

意識→最近の研究で脳細胞には水分子だけを通す穴が存在し、その水分子の動きが脳神経細胞の活動を引き起こす事が明らかになりました。

「意識を覚醒し、宇宙の秩序に目覚めなさい。」というメッセージがあります。

自然の流れ→「すべてに抵抗せずに受け容れ、身をゆだねなさい。」という事を暗示しています。


服装→「生死」の暗号。

16世紀のイタリアで一般的だった妊婦や出産直後の女性が着用するガーゼのように薄い透明のベールを喪服の上にまとっています。

「生と死について考え、 " 今 " を生きなさい。" 今 " しか存在しないのだから。」という意味があります。


微笑み…「中庸」「慈愛」の暗号。

マイナスでもない、プラスでもない、「中庸」の道を歩めば、地球・宇宙に対して見返りを求めない愛、「慈愛」が溢れ出てくる事を示しています。


モデルの女性…「真理」の暗号。

リザ・デル・ジョコンド、ダ・ヴィンチの母、自画像説…。
様々な説がありますが、
ダ・ヴィンチは誰かをモデルに描いたわけではありません。
モデルが誰だか分からないような作品を描きたかったんです。


そこには「判断を下さず、ありのままの世界を見て、自他に境が無い事を知りなさい。」というメッセージが込められています。


袖…「場」「宇宙」の暗号。

現代物理学で、この世界のすべてを表せるとしている「場」の表現に酷似しています。
人間の意識が宇宙に影響を与えているという事を示しています。


ダ・ヴィンチは生涯、『モナ・リザ』を手放さず、手を加えたと言われています。


そこには、人類への警告を示したこの作品を絶対に後世に残したいという強い意志が感じられます。


それは、



ダ・ヴィンチが "すべてを" 愛していたからです。




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脳神経学者 中田 力(なかだ つとむ)