国葬で問題とされている点は、

 

いろいろとあるとは思うが、

 

反対している人の意見を聞くと、

 

おおむね、法的根拠がない、全額税金の投入は許せない

 

この2点に集約されるように思う。

 

個人的には、法的根拠がないからダメということはないだろう。

 

なぜなら、例えば、コロナの特別給付金、

 

私の誤解でなければ、特別な法律を作って支給したわけではない、

 

給付金事業というのを予算化し国会で可決されたケースがあるように、

 

必ずしも法律が必要とは思えないが、

 

ただ、税金を投入する以上、国会での議決を経るべきだった。

 

また、一部の自民党議員の主張により、国葬ありきという話が先行し、

 

国民の意見を聞かないで進めていった感も拭えない。

 

さらには、緊急性が高いということで、議会で承認も得ずに、

 

予備費で支出することを閣議決定したことにも疑問符が付く。

 

本当に安倍元首相を弔おうとするのであれば、

 

岸田政権はもっと丁寧にプロセスを進めるべきであった。

 

まぁ、丁寧にやったところで、反対している人は所詮反対するから、

 

強行突破したということとは思うが。

 

 

 

 

 

私の安倍元首相への評価というのは、以前書いたが、

 

高く評価している。

 

 

私が高評価しているのは、安倍元首相の政策の恩恵を被っているからだろうと

 

指摘されれば、確かに事実であり、バイアスがかかっていると指摘されても、

 

反論はできないだろう。

 

ただ、反対されている方に問いたいのは、

 

本当に安倍元首相の政策などを知っていて、

 

それを評価したのかというと、

 

単に声の大きい反対している人の言っていることを

 

そのまま盲目的に追随していないだろうか。

 

TVでインタビューを受けている人の理由を聞くと、

 

どうもそれが薄ぺっらく感じてしまう。

 

 

 

 

 

反対している人の意見は否定しない。

 

いろいろな考えがあって然りだし、見方によれば変わってくる。

 

安倍元首相の政策の恩恵を受けなかった人にとっては、

 

評価が低いのも当然だろう。

 

ただ、安倍元首相が国のために一所懸命働いていたということは、

 

多くの人が認めているところではあるし、事実だと思う。

 

であるならば、せめて、国葬の当日ぐらいは、デモなどの示威行為をせず、

 

静かに故人を弔ってあげたらどうなのか。

 

野党もデモ行進に入っていたようだが、

 

そんなことは、これから予備費使用の審議が予定されているのだから、

 

国会の場で追求すれば済むことではないか。

 

もう少し人としての対応というのかどうか分からないが、

 

道理を弁えたことができなかったのだろうか。

 

デモをしている人たちを見て、甚だ疑問を感じる一齣であった。