LIEN個展「TempoRary」8月26日
こんばんは。
今日の東京は午後から嵐でしたね。
雷雨になるかも、とは聞いていましたが
ここまで見事な雷雨になろうとは思いませんでした。
比較的近くに落雷が有ったような瞬間が有って
お客様と殆ど肩を寄せ合って凌ぎました。
何せ個展のエントランスがばこーんっと素敵な鍵穴状に空いているので
入り口付近は半分お外な雰囲気な訳で。
(作品はもちろん無傷ですのでご心配なく。)
私自身は実は雷音は全く怖くないのですが仲間入りしたくてつい・・。
そんな最悪な天候の中でも個展会場を訪れて下さるお客様がいらっしゃるのはなんと有り難い事でしょう。
人様に支えられてこんな好き勝手なことばかりさせてもらっている身分なのにたまに何かをちょっと不満に思ったり、私ってなんなんだだろうかとぼーっとしてしまいます。(数秒。)
さて、今日はTwitterで予告した通り「LIENの一ヶ月クッキング」の成果を連れて来ました。
この企画は、お客様のお手元で不要になった生地やパーツ(生もの以外ならOK)などを個展会場に常設したサラダボウルへ投入して頂き、その素材を私がチョイスして使用して会期中にぬいぐるみを制作するというものです。
皆様からお寄せ頂いた素材の一部を先日ブログでも公開しました
http://ameblo.jp/liendiary/entry-10994586407.html
様々な素材が手元に集まってきてワクワクしながらの制作でした。
数年縫いぐるみを作っていると自分で縫いやすいと思っている素材を使うことが多くなり、制作時期によって出来上がりの雰囲気がある程度固まってきたりするので(それは悪いことでは無いのですが)思いもよらない素材をどう使ったら自分らしく料理できるか?考えてみるのは脳のストレッチにもなった様に思います。
結果、制作に対してより自由な気持ちに立ち返ることができた気がします。
そして生まれたのがこの子です。
生地類、ビーズ、釦類、アクセサリパーツ、靴下、謎の歯車、和紙、銅線・・・・初めての素材をいくつも使って、とても楽しかったです。
そして今日の納品直後、運命的な出会いに導かれて嫁入り先が決まりました。
そういえばお客様は「この子ウェディングベールをしている様にも見える」と仰っていました。
皆様の目にはどんな子に映るのでしょうか。
※作品は全て最終日まで展示を行います。
この企画で会期中にもう一人産み落とせるよう頑張ります。
今日は雨のせいかPMたちはみんな静かな目をしていた気がします。
少しご紹介・・・
アンニュイ
かまって風
以上の作品は25CM程度の通常サイズの新作(一部)です。
今回はPMオリジナルタグも個展仕様で刻印がブルーになっています。
首をかしげている子は今日割とちやほやされていました。
こちらはミニチュアバージョン。
小さなフレームと試験管、デザイン画はhardpain-miniの深谷さんの手によるもの。
僅か3CMの長さの試験管にそれぞれ砂と、文字を印刷した紙(しかも焦がし、染み風加工有り)が封入されています。
会場にはルーペが設置してありますので試験管の中も覗いてみてください。
頑張れば文字を読み取ることが出来るかもしれません。
フレームに添えられた試験管たち。
試験管の首についているタグにはそれぞれの作品のイニシャルが刻印されています。
深谷さんと一緒に作りあげたとはいえ、自分の手で作る事ができないものなのでやっぱり何度見ても驚いて凝視してしまいます。
これは是非会場で実物を、ルーペで見て頂きたいです。
* * * * * * * * *
LIENS PUNKY★MONSTER個展
『TempoRary』
■開催期間:2011年8月6日[土]~8月29日[月]
■月~金/13:00~20:00 土日祝/12:00~19:00
■水曜日休館(会期中、臨時休館を頂く場合もございます)
■入場料:500円
■展覧会 会場:parabolica-bis[パラボリカ・ビス]
■東京都台東区柳橋2・18・11 ■TEL: 03-5835-1180
LIENの一ヶ月間ソーイング。途中経過
<LIEN個展「TempoRary」追加ゆる企画>
皆様のお手元の不要な素材を会場にお持ち寄り下さい。
(釦・レース・ビーズ・獣毛・・生もの以外なら基本OKです。)
ご提供頂いた中からLIENがチョイスした素材を生かして会期中にPMを仕上げます。ご提供頂いた素材はPM制作に使用するか否かに関わらずお返しすることは出来ませんので、あくまでも要らなくなった素材をご提供願います。
※販売方法などは未定です。
・・というツイートで始まったゆる企画ですが、
個展がスタートしてからこれまでに沢山の素材をご提供いただきました。
今週中に完成した作品を登場させようと縫い縫いしている所です。
提供して頂いた素材の一部をご紹介します。
会場に設置したお料理用のボウルと木のスプーン
ここに材料をポイポイ投入して頂いてます↓
ゴブラン風のメタリックな生地とチャーム類、
スパンブレード、フリルのハギレ、コルク、釦、
ウッドビーズ、クロスのペンダント、カンガルー?の釦
他にも着ていたお洋服の一部や、
片方無くしてしまって捨てるに捨てられないお気に入りの靴下や
キーホルダーパーツや事務用クリップなど・・・
かなり腕を試されてる感満載な素材が届いています。
皆様本当に有難うございます!!
現在製作中の子の一部↓
またギャラリーへ投入する際にお知らせいたします。
LIEN個展は来週月曜日(29日)まで開催中です。
ご興味のある方は是非ご覧になって下さい。
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LIENS PUNKY★MONSTER個展
『TempoRary』
■開催期間:2011年8月6日[土]~8月29日[月]
■月~金/13:00~20:00 土日祝/12:00~19:00
■水曜日休館(会期中、臨時休館を頂く場合もございます)
■入場料:500円
■展覧会 会場:parabolica-bis[パラボリカ・ビス]
■東京都台東区柳橋2・18・11 ■TEL: 03-5835-1180
Seabed tuberosa→TempoRary Vol.4
「Seabed tuberosa」個展作品の名前について
LIENS PUNKY★MONSTER初個展
~Seabed tuberosa~
個展「Seabedtuberosa」のための新作は当初17体予定していたのですが
私にとって一度に作るには比較的多い体数なので
一体一体にしっかりと向き合うためには工夫が必要だと思いました。
それで、安直であるけど自分がより心地よく取り組むためのルールとして
個展タイトルと自分の名前、ブランド名を鍵として設定する事に。
タイトルのアルファベットを全て並べてみる。
制作体数の管理も含め、最後までこのメモを頼りに準備しました。
まずはアルファベット自体が持つ性格をイメージしていく事から。
そのためには辞書をひく作業が主でしたが、
文字のフォルムから感じるイメージや
アルファベットから個人的に関連付けて考えられるワードを書きとめる事も。
それも無理に作業を進めず、思いついたところから埋めていく感じ。
頭文字と名前から作品のイメージが膨らんで手が動くことも有れば
作っている内に性格が決まってきて、
その子に当てはまる頭文字と名前を後からひねり出す事もありました。
例えば“MONSTER”の“M”から取った「Mane」は、
先に作品が完成し、その凛とした表情に似合うワードを
辞書の片っ端から探していってたどり着いたのが
馬やライオンのたてがみを意味する「Mane」であったり、
“PUNKY”の“N”から取った「Nacreous」に関しては名前が先だったのですが
意味は“真珠”で、ネックレスの語源でもあるので
じゃあ作品にパールビーズを使わないとね・・・とか。
意外にそんな単純なパターンもあります。
とにかくノルマというものが非常に苦手なので(得意な方も少ないと思いますが)
やりたい事からやろうというスタンスが私にとって救いになりました。
もう一つ、短い期間で自分のテンションを上げて
尚且つお客様にもこの制作工程に出来るだけ共感して頂けるよう
作品が一体出来上がるたびに日々ブログにアップしていきました。
一人目にブログに登場したのは“L”で、
ブログを書きながら最後に本当に予定外に
Lのつぶやいた言葉のような文章を添えていて
その不可抗力に近い言葉の表現が
後に続く全12体それぞれに添えられた言葉の始まりとなりました。
Lの記事:
http://ameblo.jp/liendiary/entry-10865387914.html#main
ぬいぐるみによる表現は私の究極に個人的な感情や感覚を精製して乾燥させたようなものだと思っているのですが、それが具体的にどんな内容なのかは重要でなく、その物体に嘘が無い真実が込められているかどうか、が自分以外の人にとって必要とされる作品に成り得るかどうかのポイントだと思うので、相当に赤裸々に全てを白状しながらも、見る方の目によって見え方が如何様にも変化する。
ぬいぐるみというものは本当に私にとって都合の良い・・というとたぶん語弊がありますが、とても魅力的な表現手段だと思います。
それにぬいぐるみが完成してしまえばそれは私の手から離れた一つの生き物のように感じていて、例えば作品を評価して頂く場面が有っても「これはLIENが評価されているのではなくPMという作品に対する評価であって、私はその誕生に関わっただけ。」という風にどこか他人事の様に感じているところがあります。
もちろんPMは自分の子供のような存在なので褒められれば何より嬉しいくらいで、むしろ自分が褒められるより素直に嬉しかったりするのですが。
作品一体ずつにつぶやきの様な言葉を添えるあの作業もPMという一つの魂のつぶやきを私が代弁している感覚でした。
だから全く抵抗無くあんな詩のような言葉がすらすら出てきたのだと思います。
つづく
A
L
IENS
P
U
N
Y★
M
ONSTER
Seabed tuberosa→TempoRary Vol.3
LIEN初個展[Seabed tuberosa]
タイトルについて
Seabed→海底・海床
Tuberosa→月下香
海底にじっと咲く花
陶器みたいに白くて、
ほんのり染み出た赤味が血色みたいに
わたしは生き物だと主張してる
夜になると複雑な甘い香りを放つ
人間の心臓みたいに大きな球根を持つ花
実は私は月下香を本当は見たことが無い
正確に言うとどこかで知らずに目にしたことは有るのかも知れないけど
[Seabedtuberosa]のために実際の花を見ることはしてない。
匂いも本当は知らない。
この世にまだ無いものを作るのが私の仕事だとすると
知らない事が創作の助けになるとその時は感じていたし
実際にその通りだったと思う。
その花に自分の作る縫いぐるみを重ねて見ると
とても自然な感じがして
私がその後、個展のために作り出すであろう
何体かの縫いぐるみたちを思って付けたタイトルが
[Seabed tuberosa]でした。
それが今年4月の始め頃のことです。
タイトルを決めたのとほぼ同時に一人目の[Seabed tuberosa]が誕生。
翌日パラボリカ・ビスのオーナー、個展同時開催の今井キラさん、
ディレクションのHIROKOさんとの初打合せに私が持って行ったのは
アイディアフラッシュをびっしり書散らした汚いA4コピー用紙と
間もなく“L”と名付けられる事になる一人目のSeabed tuberosa。
Lが居なければこの時きっとチャンスを逃していたでしょう。
あのメモは本当にひどかったし、
キラさんのきちんとしたプロのプレゼンを前にして
なお更冷や汗が吹き出したものです・・・
でも結局のところそのタイミングで全力投球したLを見て頂いて
駄目だったらご縁が無いという事だと分かっていたので
どう転んでも本望だと覚悟して安心していました。
この日のことをパラボリカ・ビスのオーナーである今野さんは
『S』で連載中のエッセイに少しだけのぞかせておられます。
http://ameblo.jp/liendiary/entry-10939532097.html
つづく
Seabed tuberosa→TempoRary Vol.2
Seabedtuberosaで発表した12体の作品につれられた名前のことを今日キャンバスに描きました。
小学生の頃から油絵を描いてみたりしていて、大学を出るまでずっとその勉強をさせてもらっていたのですが、ここ10年ほど殆どカンバスに描くことをしなくなって、今日は久しぶりにカンバスロールを広げました。
下地剤の酸っぱい匂いが懐かしかったです。
画材はパステルとペンとART BOOK「Seabedtuberosa」。
実際に5月の初個展に向けて一人で制作にあたっている時に頭の整理のために書き留めていた自分のためのメモのようなものが有って、それをもう一度描き起こしたような感じです。
描いていると当時にワープするようでまた心がざわざわしてきます。
実は「Seabed tuberosa」にはまだ生まれていない子が5人居て、頭文字が5文字待機しているのです。
これも今日私が描き流したカンバスを見て頂くと、じきに意味が分かってくると思います。
明日から浅草橋パラボリカ・ビス2Fカフェスペース「コスタディーバ」にてどなたでもご覧いただけます。




























