抗癌剤治療中の患者が洗面台に向かって嘔吐する――こんな光景は制吐療法の進歩で過去のものとなったキラキラ
と医学界では言われるおーっ
そして、化学療法をするときには
制吐薬などの支持療法は「護りの治療」という位置づけ
十分に吐き気が抑えられず、抗がん剤の減薬や休薬となれば
予後に影響を及ぼす可能性もあるからムカっ




まあ、でも・・・そこそこ気持ち悪いよね涙
吐き気に関することは2度ほど書いてるけど
http://ameblo.jp/lieber11/entry-12019134430.html
http://ameblo.jp/lieber11/entry-12019484619.html
「制吐薬適正使用ガイドライン第2版」が、平成27年10月に出てマスNEW


よろしく

初版は2010年・・・この時代は
イメンド(アプレピタント)やアロキシ(パロノセトロン)などの新規制吐薬が登場キラキラ
今回は、ガイドラインが現場で浸透しているのか
どのように活用されているのか
日本の課題は何かということも検討されたようでこれ↓


ガイドラインの認知度は85.5%、その中の93.6%は「現場で活用」中音符
欧米のガイドライン認知度は30%程度と言われるので素晴らしいアップ
でも、残り7%が気になります汗
制吐療法に関する医療の質の評価(QualityIndicator;QI)としては
全国のがん診療連携拠点病院で3807人の患者に前向き調査をしてる
高度催吐性リスクの化学療法を受けた患者の83%は、ガイドラインが定める3剤の制吐療法を受け、その84%に嘔吐が認められなかったそうですキラキラ☆



一方で、制吐療法の患者調査では、患者は嘔吐について深刻に捉えていないことが分かり、予想外の結果だったそう涙

まあ、吐いて当たり前という化学療法のイメージのせいかな
それに深刻にとらえてもしょうがない症状でもあるな汗
脱毛やら痺れの方が継続して大変だし涙
そして、嘔吐についてはこれまでの治療が奏効し、非常に良好な制御ハート2
コレは賛成だわ音符
金魚は、12クール中吐いたのは1度だけでしたキラキラ
大腸がんで標準的に使われるオキサリプラチンは中等度催吐リスク
しかし、単剤ではなく5FUなどの併用が多く、合わせ技でも中等度かえ?
という疑問が出ているようで・・・今更!?
オキサリプラチンに対する評価の見直しが今後の課題だそう



ちなみに、
抗癌剤の催吐性は以下の4段階に分類されるこれ↓
 チューリップ1 「高度」悪心・嘔吐が患者のほぼ全員に発生するリスク
 チューリップ2 「中等度」は30~90%に発生するリスク
 チューリップ3 「低度」は10~30%に発生するリスク
 チューリップ4 「最小」は10%未満に発生するリスク
悪心・嘔吐の出現形態は以下の4段階に分類されるこれ↓
 1 「急性」抗癌剤投与後24時間以内に出現する 
 2 「遅発性」24時間以降に出現し数日間持続する
 ミッキー 「突出性」制吐薬の予防的投与にもかかわらず発現する
 4 「予期性」前回のコントロールが不十分だった場合に治療前から出現する心理的なもの


(前記事でも書いていますが)
こういう分類を見ると、まあそうかもねじぃ~
遅発性への対応が可能になったのは大きい
あと、残るは悪心
主観的な部分が大きい悪心への対処は、次の注目課題
これって、私達患者の訴えが適切に評価されるかが鍵




特に・・・
医療者と患者の症状の認識は異なるという報告病院
食欲不振や胃部不快など類似症状との区別が難しいこと
環境的な要因の影響を受けやすいこと
などが問題を複雑にしている
自宅でのチェックが重要ビックリマーク2
苦しいコトはちゃんと伝えていかないと変わっていかないものね
今、頑張ってる皆さん、諦めないで伝えましょうね

より楽に乗り切るためには、伝える努力は大事ですファイト