ピアノ男たーちゃんは4月から行く音楽短大に向けてスケール、カデ
ンツ、アルペジオの練習に奮闘中♪
2月の下旬から我家には家族(居候?)が増えた。
その名はももちゃん(仮名)
(怖い怖い怖い)
この子は某愛護団体に所属する保護犬(元野良犬)である。
この子は真の家族になってくれる人が現れるまで、まるで修行僧のよ
うに一般家庭を転々とし、そこでひとつずつ苦手なことを克服していか
ねばならないという過酷な試練を受けるのだ。
ちなみに、ももちゃんの苦手なものは「人間」と「お散歩」。
この子が最初に修行に向かった先は、気のキッツイ先住犬のいる家
だった。なので、ももちゃんが先住犬にシバかれたら困るということで
家の中でも、ももちゃんはサークルという囲いの中で暮していた。
そして2番目の修行先が僕んち。
何で預かり先を転々とするのかというと、この先ももちゃんがどんな
生活スタイルの家に迎えられても大丈夫なようにするためだった。
ちなみに我家には現在先住犬がいない。ももちゃんのような元野良
犬は人が怖くて仲間(動物)に頼ろうとする傾向がある。
なので人だけの家で「人に頼る」という事を、僕んちで教えてあげな
くてはならないのだった。
しかし、このももちゃんにとって、犬が全然いない生活というのはかな
り厳しいものだった。ストレスMAXのせいか、犬だというのにも関わら
ず食事に全く感心を示さない。
前の預かりさんや、愛護団体さんの元にいた時は、1日1食だけど
キチンと食事を食べていたと聞いて心配する妻かっちん。
「ももちゃんはどうしてご飯食べへんのやろか?」
歴代犬で、かっちんの作る美味しい手作りご飯を食べない犬なんて
見たことがないかっちんは思い悩むのだった。
そして最終的にたどり着いたのが生食だった。
犬は生の肉や骨が大好きだ。生肉に少量の生野菜をミキサーした
ものを混ぜる。するとこれをももちゃんは数秒で平らげるのだった。
しかし、この事を愛護団体の代表の方に伝えると、やはりこのような
食事しか食べないようでは、里親になってくれる人の間口がとても狭
くなってしまうので、普通のフードに手作りのスープをかけたものを出
来たら食べさせてあげてほしいと頼まれた。
だけどそれだと、ももちゃんはどうしてもあんまり食べてくれなくって
困ったね~と思ってたらここに救世主がっ!!!
義母マミーだ。
(※画像はマンガ義母と僕とリハビリ介護日記よりお借りしました)
このマミー、要介護4一級障害者でほぼ寝たきりのお漏らしガールだ。
目も見えていない。なのでいつも僕と4点杖での歩く練習をしている。
このマミーがリビングにいると、何故かももちゃんは安心するのか
ご飯を食べてくれるのだ。
「ああ、ももちゃんがご飯食べた!」
「それは良かったですね~。」
そんなわけでマミーが夕食食べてる時に、いつも一緒にご飯食べて
るももちゃんだった。
かっちんは言った。
「何やろ? なんでももちゃんはさよちゃん(マミー)と一緒やったらご飯
食べるんやろか?」
「何にしても食べてくれたんなら、それでいいですよ、はい。」
そう言うマミーだった。
それからはマミーも、このももちゃんにご飯食べさせるのは自分の使
命だとでも思ったのか、ベッドから起きてくる度にこう言った。
「ももこはどうや?」
「モモコ?」
「あんたの面倒見てる犬ですよ、はい。」
「ああ、ももちゃんか。モモコなんか言うからハイヒールリンゴモモコの
モモコかと思ったやんか!」
「ももこは犬なのにあんな牛みたいな顔なんですか?」
「いや、違うで。ももちゃんはスッとした美形やで。」
「ふ~ん、ももこはご飯食べた?」
「いや、今からさよちゃんと一緒に食べるねん。」
「そうか。ももこ、ちゃんとご飯食べるんだど!」
そして次の日。
「あの子はどうした?」
「あの子?」
「なんて言ったかな? こむぎこ。」
「小麦粉?」
「こむぎこですよ! あんたの面倒見てる。」
「ああ、ももちゃんのことか? あんた、昨日はももこって言ってたのに
こむぎこって何や?」
「ああ、こむぎこじゃなくてももこでしたね。ももこはご飯食べたんか?」
「いや、今からさよちゃんと一緒に食べるねん。」
「そうか。ももこ、ちゃんとご飯食べるんだど!」
そしてまた次の日は・・・
「おい、りんごはどうした!」
全然名前覚えてくれないんだけど、何気にももちゃんのことを気に
かけてくれてるマミーだった。
そして、やっぱりこのももちゃんはマミーの事を自分の仲間だと思って
いるのか、いつもビクビク固まったり逃げ回ってるくせに、マミーが歩く
練習してると何気に側に寄ってくる。
(危険なももちゃん)
マミーは目が見えてないから、杖だってまるで吉本新喜劇の間 寛平
さんみたいにあっち突いたり、こっち突いたり危ないったらありゃしな
いのに、それを全く怖がらない不思議なももちゃんだった。
挙げ句の果てには、いつも固まって大人しいももちゃんなのにマミー
のベッドの上に飛び乗って、クッションやら枕やらをクンクン匂って蹴
散らすようなマネをした。
それを見たかっちんが
「あ、ももちゃんがさよちゃんのベッドに乗って暴れてる!」
と叫ぶとマミーは言った。
「まっ、失礼な! わてのいいベッドに乗るなんて! ももこ、どけっ!
そのベッドはとってもいいベッドなんだど!!」
それを聞いて笑うかっちんだった。
(ちょっぴりお散歩が上手に出来るようになってきたももちゃん)
ももちゃんが来てくれて僕んちに笑顔が戻った今日このごろです♪
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