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八丈島の冬の味覚『はんば海苔』をご存知ですか。
他の地方では「ハバノリ」とも呼ばれ、名前が「幅を利かす」に通じるので
正月などに縁起物としても重宝される海藻です。
冬の寒い季節は海も荒れ海岸のあちこちの岩に、
はんばのり や 島のりを見ることができます。
ホテルの目の前に広がる海岸線の岩場でも、はんば海苔取りが行われます。
はんば海苔を取ることのできる季節は主に１月〜３月の寒い季節になります。
そしてはんば海苔は海に近いところにあるため、冬の荒れた海の近くで取るので
時折波を被ってしまうことも多々あるそうです。
岩にべっとりと付いたのりを取るのは全て手作業。
滑りやすい岩の上で岩についたのりを取るのはかなりの重労働...
たくさんの苦労を経て摘み取られた「はんば海苔」
八丈島では「はんばめし」として食べられることが多く、
火を通すと綺麗な緑色になりごはんとの相性もバッチリです。
今の時期の居酒屋さんなどでも食べることができます。
そしてこちらは、はんば海苔よりちょっと陸よりにある「岩のり＝島のり」
島のお土産屋さんでよく見かけることができます。磯の香りや風味があり
口いっぱいにひろがるうま味が特徴で、炙ってから食べるのがおすすめです。
島のりも岩にべっとりと付いており、手つみされています。
※八丈島では漁業権が免許されていますので漁業協同組合員以外の人は、
漁業権対象となっている水産動植物はとらないでください。
八丈島へお越しの際は、ぜひ冬の味覚をご賞味ください。
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