沿ドニエストル共和国 | 飛行機に乗って

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飛行機が好きです。
機種とかよりも航空会社やエアライングッズ、空港が好きです。
旅先で乗った飛行機や、使った航空会社、集めているエアライングッズについて、報告します。
行先は東欧・北欧と偏りがあるので、あしからず。
利用する航空会社は主にスカイチームです。

生まれて初めて訪れた未承認国家で、

モルドヴァの中にある沿ドニエストル共和国。

 

ソ連から独立を果たそうとしたモルドヴァに反対して1991年にロシア語系住民により樹立され、

1992年にはモルドヴァと戦争。停戦をしたまま現在に至っていて、ロシア軍が駐屯している。

モルドヴァの支配が及んでおらず、事実上の独立状態にある。

将来的にはロシア連邦への加盟が目的。

 

東京に住んでいる友人が実はこの沿ドニエストル出身で、

本人は東京にいたが、ご両親が首都のティラスポリ在住ということで、キシナウから日帰りで遊びに伺うことに。

 

キシナウからティラスポリまでのバスは30分に1本程度と頻発している。

モルドヴァとティラスポリの国境を超えた沿ドニエストル側のベンデーリィで

車でお父様が迎えに来てくれることに。

 

 

国境では外国人のみパスポートを見せて、入国カードをもらう。

スタンプは押されない。お父様が立ち会って、一応外国人登録をしてくれた。

 

 

お父様の車でティラスポリのご自宅へ向かう。

街並みはロシアの地方都市といった感じ。

ただ、ロシアの国旗もいたるところにあり、やや違和感。

 

 

ご自宅で軽くお昼を頂き、おしゃべりをしてから、

一人で街中を散策。

5月初めだったが、非常に暑く35度くらいあったのでは。

 

 

1990年の独立宣言をしたことをアピールした公共広告が目立つ。

 

 

沿ドニエストルにあるいくつかの町の紋章。

 

 

何かの文脈があったのかもしれないが、

映画館にあった「ロシアと共に」という幕。

ロシアの作品を上映しているということか。

 

 

レーニン像がいまだに置かれている。

 

 

ソ連時代からあるだろう、とつっこみたくなるバスの時刻表。

 

 

ベンデーリィからティラスポリに入る際に車で見かけた表示。

どうしても撮影したかったので、一人で行動していた時に

タクシーを捕まえて向かってもらった。

 

 

ちょうど5月初めだったため、戦勝記念日に向けての準備が行われていた。

軍人を称えるポスター。

 

 

暑い日だったので、アイスやクワスの売店には人だかりが。

 

 

生活に必要なインフラはもちろん整っている。

旅行会社の看板。

ロシアのパスポートを持っている人も少なくないようだが、

海外に行くときは、モルドヴァのパスポートで外に出る人が多いようである。

 

 

ロシア語系住民が多い沿ドニエストル共和国の公用語は、

ロシア語、モルドヴァ語(ルーマニア語)、ウクライナ語とのこと。

実際にはロシア語の使用が一番多いが、

珍しくロシア語とキリル文字表記のモルドヴァ語の通りの表示もあった。

上がモルドヴァ語、下がロシア語。

 

 

一人散策を終えて、アパートに帰宅。

 

お父様は旅行会社の代理店をしており、

実は私の日本人の友人2名が、かつてお宅を訪問した際に、

航空会社のグッズをたくさん頂いてきてくれた。

その「飛行機好きの日本人青年」が私であることを知り、喜んでくれ、

私が散策中に、自宅にあるグッズを集めてプレゼントしてくれた。

その他、アエロフロートのパイロットの制服も出してくれた。

その制服や、頂いたグッズの数々は次の投稿で紹介していく。