様々な国からの人が行き来をする空港では、
真冬なのに半袖半ズボンサングラスであったり、
真夏なのにジャンバーを来ている人を見かけるものである。
2014年3月にラトビア・ブラジル間を移動したが、
北半球と南半球を跨ぐ移動は、
高校時代の2000年7月のオーストラリア以来であった。
ラトビアは寒かったため、セーターにジャンバーを来て、
ブラジルへと向かい、ブラジルでトランクを受け取り、
国内線に乗り換える際に、セーターとジャンバーを
預け荷物のトランクに入れ、Tシャツ1枚で飛行機に乗った。
夏の終わりのブラジルから、冬の終わりのラトビアに戻る際、
サンパウロ空港でチェックインをする直前に
トランクからセーターとジャンバーを取り出せばいいかと思い、
市内から空港へはTシャツで向かった。
しかし空港での自動チェックイン時のアップグレードや、
チェックインカウンターのオープンなどに気がとられ、
セーターとジャンバーを取り出さずに、トランクを
預けてしまったことにチェックイン後に気付いた。
というか、一緒にいた友人が気付いてくれた。
サンパウロ空港で買った大き目のTシャツを
今着ているTシャツの上から重ね着して、ブランケットを羽織り、
リーガに到着後すぐにトランクから暖かい服を出せば大丈夫、
と思っていた。
ちなみにTシャツは70年代のサッカーブラジル代表の
ユニフォームのレプリカであった。
寝る時間になり、真黄色でBRASILと大きく書いてあるTシャツを重ね着。
幸いなことにプレミアムエコノミーのブランケットは
エコノミーのブランケットよりも大き目であった。
しかし乗り継ぎの際のパリでは、ボーディングゲートではなく、
タラップで降機。朝焼けが美しかったが、
10度以下の中でバスに乗り込み、移動をするのは寒かった。
空港内はそれほど肌寒くなかったが、免税店で
非常に魅力的なジャンバーを見つける。
ユニクロのダウンジャケットのような軽い素材でできており、
バイクに乗る人に向けて元々作られた、
南仏マルセイユ発祥のJOTTというフランスのブランドである。
しかし気に入った色が売り切れであったこと、
ユーロ高で割高であること、服を増やしたくないこと、
あと2時間30分のフライトを我慢すればいいことから、
搭乗時間ギリギリまでかなり迷ったものの、買わないことを決心した。
パリ・リーガ間ではCAにお願いをして
ブランケットを貸してもらった。
airBaltic内でブランケットを使ったのは初めてのことであった。
リーガ空港での降機もタラップであり、
非常に肌寒かったが、腕で摩擦をして
何とか肌寒さをしのいだ。
トランクを受け取って税関ゾーンを抜けてから速攻、
空港の一角でトランクを開け、セーターとジャンバーを着た。